「青を探す」という旅の楽しみ方。
camellのメンバーとSEKAI HOTEL Takaokaに泊まってきました!
SEKAI HOTELは、「まちごとホテル」を掲げる宿泊施設。
ただ宿泊するのではなく、まちに飛び込む仕掛けを通じてその地域を体感できてしまう、そんなホテルです。
半年前に大阪にあるSEKAI HOTEL Fuseに宿泊し、第2弾として訪れたのは富山県高岡市。雨晴海岸や高岡大仏、そして伝統工芸が息づくまちとして知られています。
そんな高岡市を巡るキーワードは「やわやわブルー」。
色をテーマにまちを歩くなんて、我々にぴったりすぎるテーマ…!
チェックインからまるまる24時間を高岡で過ごした記録と、そこで見つけたブルーを紹介します。
目次
青から始まる高岡案内
高岡駅から徒歩5分。

商店街にあった本屋さんをリノベしたこの建物が、SEKAI HOTELの拠点。
チェックインの手続きをしながら、「やわやわブルー」について教えていただきます。

「やわやわ」とは、富山弁で「ゆったり、ゆっくり」という意味。
自分のペースでブルーを探しながら、まちを巡ってほしい、という思いが込められているそう。
とはいえ、どう過ごせば青を探せるのか、最初はイメージがつかないですよね。
でも大丈夫。
まずはいろんな青が描かれた冊子を見ながら、今の自分が好きな色を探します。

描かれている青は31色。もはや黒では?と思うような暗めの色から、明るい色、そして緑色に近い色まで、「これも青なのか…!」ということを再確認しながら選びました。
実はそれぞれの色が描かれたカードが用意されていて、選んだ色のカードがもらえる仕組み。裏にはその色に出会える高岡のスポットが載っていました。2日間の過ごした方のヒントになりそうです。

ちなみに、私たちは7人全員異なる色を選んでいてびっくりしました。
さて、フロントはカフェも兼ねているのですが、ここにも青があります。
それがクリームソーダ。

透明なクリームソーダに自分で色を加えていくスタイル。誰にも決められない青が、そこにはありました。
ちなみに内装も青基調。


学生には飲み物を安く提供しているということもあり、日中は学生さんが集まる場に。これも、宿泊客にとっては少し街に溶け込んだ気持ちになれる仕掛け、なのかも。
ちなみに部屋はこんな感じ。
他にも1人用と2人用の部屋もあります。ふらっと一人旅するにもよさそう。

まずはぶらりと館内散策
「まちごとホテル」だけあって、SEKAI HOTELでの館内という言葉は、まち全体を指します。

チェックインが終わったら、部屋に荷物を置いてさっそく散策します。
向かったのは、客室から徒歩10分ぐらいのところにある山町筋。
江戸~明治時代の商業の中心地だったこのあたりは、1900年に大火に見舞われてしまったのですが、その復興の際に建てられた土蔵造りの街並みが特徴的。

その時は思いのままに撮影していたのですが、見返すと青がいくつか写っていました。
何気なく撮影したドラム缶を見返したら青だったり。

この建物も青みを帯びている気がしたり。

一通り歩いて、違う道に入ろうとしたら、なんだか気になるお店が。
骨董品と観葉植物のお店。

ここのお父さんが写真好きらしく、さっき歩いていたあたりの裏手から見る建物がおもしろいよと教えてくれました。

カメラをぶら下げているからこそ、地元の方から声をかけていただける、という「まちに飛び込む体験」ができた瞬間でもあったかもしれません。
ちなみに、イベント出店の多いこちらのお店は、この月はその週末しか店舗営業をしていなかったそうで。わりとすごい奇跡かも。
📍一期一会
https://www.instagram.com/ichigoichie_antique?stkn=eTZoYmZ1MmJ2amVy
グルメは地元民おすすめのお店へ
旅先での晩ご飯ってけっこう悩みませんか?
でもSEKAI HOTELなら心配無用。スタッフさん=地元民おすすめのお店を、選びきれなくなるほど教えてくれます。
富山だから海鮮も捨てがたいけど、地元民おすすめの海鮮以外のお店が気になって訪れたのは大重亭。
ハンバーグをいただきました。

米麴を使ったハンバーグは、ちょっと冷めても最後までおいしくて。あと、丸ごと1つ(を半分に割って)提供されるじゃがいもも、ずっとホクホクでした。
家族連れを中心にとてもにぎわっているお店でしたが、ビルの2階にあるので初めて来た観光客だとなかなか気づけない。これも、SEKAI HOTELに泊まったからこその出会いだなあ。
📍レストラン 大重亭 高岡店
https://tabelog.com/toyama/A1604/A160401/16007649/
2軒目は、SEKAI HOTEL提携店であるマシューママン1208を選びました。
ここで少しSEKAI PASSの説明を。
チェックイン時にルームキーなどとともに渡されるSEKAI PASSは、滞在客の証。
提携店で見せると、ちょっとお得に楽しむことができます。

ここではドリンク1杯目無料という、太っ腹すぎるサービスが。
SEKAI PASSは首からぶら下げて歩くので、カメラと並ぶ、「まちに飛び込むアイテム」なのかもしれません。
この令和の時代にレコードがかかっている、ちょっとユニークなお店。
私たちのリクエストを流してもらいつつ、おしゃれなフルーツカクテルをいただきました。

ちょうどコカ・コーラをテーマにしたイベントを控えていたそうで、マスターには集めているグッズなどをたくさん見せてくださいました。

コカ・コーラ…青からは遠いな…とちょっと思っていた私、瓶を見てふと気づく。
あれ?瓶、青色じゃない??
翌朝偶然にもお店の前でマスターに会ったので、一瞬撮影させてもらいました。

これぞ、「青」を探していたからこそ見つけた青。
📍Matthew Maman 1208
https://matthew-m1208.com/
大仏に見守られる朝市
高岡といえば高岡大仏。
その近くで、4~10月の間、月2回朝市が行われているのだそう。2日目がその朝市の日でした。
朝が弱い私には、スタッフさんに教えてもらわないと絶対に気づけない情報。せっかくなので早起きして行ってきました。
(結局私だけ出遅れたのはここだけの話。笑)
朝市は朝5時半から8時まで。
7時前にはずいぶんにぎわっていました。

高岡朝市の特徴は、その場で食べられるものが多いこと。
醬油団子、鮎の塩焼き、揚げパン、お寿司と味噌汁……など、朝ご飯を食べに来れるのも、地元民が毎回楽しめるポイントなのかもしれません。

私は通りの先にドラえもんトラムが走る光景にときめきました。

そして、通り沿いにある道標に描かれている大仏さまがかわいかったのでこちらもパシャリ。

…よく見るとピースしてる😳笑
帰りに大仏さまにご挨拶して、部屋に戻りました。

もう一度館内散策
高岡のまちには、散策におすすめな場所がもう一つあります。山町筋からさらに10分ほど歩いたところにある、金屋町。
銅や錫の鋳物産業で栄えた高岡ですが、ここ金屋町に鋳物師を呼び寄せたのがその始まり。
山町筋など街の中心部から少し離れているのは、鋳物を作るのに火を使うので、川を挟んで防火対策をしたから、なのだそうです。
金屋町は大火の被害を受けなかったので、山町筋よりも古い街並みが残るエリアでもあります。
…とその前に、昨日山町筋で立ち寄りそびれたスポットから、散策のスタートです。
訪れたのは、高岡御車山会館。
御車山とは、高岡で5月に行われるお祭り「高岡御車山祭」に使われる山車のこと。
年間を通して御車山を見られるだけでなく、細部にまで使われている伝統工芸の技術やお祭りのことも学べる施設です。


私たちも太鼓と鉦を演奏してみるコーナーを体験してみるなど。

ふらっと立ち寄るだけのつもりでしたが、楽しく学べるコーナーも多く、つい長居してしまいました。
📍高岡御車山会館
https://mikurumayama-kaikan.jp/
ちなみにその目の前が、レンガ造りで目を引く旧高岡共立銀行本店。
改修中で中に入ることはできませんでしたが、このシャッターも青色…?

さて、金屋町にやってきました。
出迎えてくれたのは、近くの公園にある二宮金次郎像。

調べてみると、二宮金次郎の銅像はここ高岡で造られたものが多いらしい。高岡がふるさとだと初めて知りました。
金屋町には鋳物や錫のアクセサリーの製作体験ができる工房も。
金属を叩く音が時々響いていたのが印象的でした。

📍大寺幸八郎商店
https://ootera.com/?srsltid=AU7gw4U4WkV1HESgI5lE2TKEEgKv_kd0qP2LR0b-YjDG5VHHlbMCRDnf
ちなみに、錫はすごく柔らかい金属で、革加工用のはさみがあれば切れてしまうのだとか。お店では錫のアクセサリーの制作キットまで売られていました。
今回は時間がなくて散策だけになってしまったけど、次は体験もしてみたい…!
金屋町で見つけた青は、二宮金次郎像のほかに風鈴がエントリー。

高岡2つ目の国宝
お昼に回転ずしを食べて、向かったのは勝興寺。

高岡駅近くの瑞龍寺に次いで2022年に国宝に指定された、浄土真宗のお寺です。
最寄り駅はJR伏木駅。
駅から勝興寺に向かって歩く間に、かわいらしい建物が。
気象観測所だった、伏木気象資料館です。

この外壁もブルーかな?
…と思うぐらいには、すっかり青探しが板についてきました。
バスや列車のダイヤの都合で今回は外観だけを撮影して、いよいよ勝興寺へ。

これが本当に大きかった、、、
さすが国宝に指定されるだけあるなと思いました。
そして、勝興寺の見どころの一つがデカローソク。
伏木駅前にも「デカローソクのお寺」と書かれていて、その正体は気になるばかり。
本堂の中にありました。

提供を担っていた地元の2地区が大きさを争ううちに大きくなってしまったんだそうで、今のデカローソクの大きさは1.8m。
燭台もあるのでかなり大きく見えました。
📍雲龍山 勝興寺
https://www.shoukouji.jp/
最後に、どうしても行きたかった場所がありました。
高岡はドラえもんの作者である藤子・F・不二雄先生のふるさと。
高岡市美術館の2階には、先生の原画や作品が展示されている「藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」があります。11月末が作品の入れ替え時期だそうで、前に高岡に遊びに来た時に立ち寄れなかった場所。
念願の訪問を果たせました。
と、その前にまずは路面電車の最寄り駅でドラえもんトラムと撮った写真から。

ふるさとギャラリーまでの道には、かわいい看板もあります。

入館料を払って、このどこでもドアを通ったら、撮影禁止。ちなみにネズミは入場禁止。


ドラえもんをはじめとした作品に出てくる空き地も、高岡で過ごした幼少期の思い出が反映されているんだとか。地元ならではの視点で、作品を見ることができる展示でした。
出口でほぼ等身大のドラえもんをパシャリ。これは間違いなく青ですね。

あっという間に時刻は15時。
チェックインから24時間が経ってしまいました。
泊まってみて
旅の行先を詰め込みがちな私にしては珍しく、高岡市だけを巡った24時間。
だからこそ、SEKAI HOTELの魅力を再発見できた気がします。
まず、SEKAI PASSという、まちに飛び込むひみつ道具。
カメラをぶら下げて歩いていたらカメラ好きの人におすすめの撮影スポットを教えてもらえる、という経験はたまにあるのですが、「SEKAI HOTELに泊まりに来ている」というのも少し近いものだったのではないかなと思います。
それは、観光でも仕事でもなく「高岡に泊まること」を目的に来ていることが伝わるからかもしれない。
地元の方にSEKAI HOTELが浸透しているからかもしれない。
SEKAI PASSでおまけがもらえなくとも、ぶら下げているだけでその力は発揮されている気がしました。
そして、SEKAI HOTELのスタッフさんの存在。
まちの案内人でもあるスタッフさんは、たくさんおすすめを教えてくれる存在でもあります。
コンシェルジュみたいだな、と思っていたけど、よく考えたら、私たちが最初に出会う「地元民」なんですよね。
夜ご飯のお店も、朝市のことも、金屋町のことも、スタッフさんに教えてもらったから楽しめた。
すごく気さくに話しかけてくださるスタッフさんは、実はこの旅のキーパーソンだったと気付きました。
最後に、「やわやわブルー」という合言葉。
これは、めいいっぱい高岡を巡ったから、しっくり来たのだと思います。
山町筋、金屋町、高岡大仏、ドラえもん……
巡ったからこそ実感する、これらをゆるく結びつけるキーワードが青であるということ。
青を探したら高岡を巡れる、ともいえるし、高岡を巡っていたら青と出会える、ともいえる。
絶妙なフックだなと思いながら振り返っていました。
季節や同行者を変えて巡ったら、また違う青が見つかるのかもしれない。
こうして、私も高岡のまちのとりこになってしまったようです。
「私だけの青」を見つけに、ぜひ高岡へ。
おまけ
実は、高岡駅からは合掌造りで有名な五箇山と白川郷に向かうバスが出ています。
どうしても合掌造りを見てみたくて、前泊して朝から五箇山へ行っていたのでした。

その晩に立ち寄ったお店のひとつも、SEKAI HOTELのスタッフさんにおすすめしてもらった場所でした。

📍おでん百福
https://tabelog.com/toyama/A1604/A160401/16009530/
2軒目に立ち寄ったバーでマスターや常連の方と盛り上がったのも、楽しい思い出。
📍flowerbar hanakotobar
https://tabelog.com/toyama/A1604/A160401/16010396/
高岡で夜を過ごして五箇山に向かう、というルートもすごく楽しかったので、合掌造りを見てみたい方にもSEKAI HOTELはおすすめです。
SEKAI HOTEL Takaoka
Takaoka – SEKAI HOTEL / セカイホテル





