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【栃木】日光中禅寺湖の『イタリア大使館別荘記念公園』で陰影を楽しむ

関東地方の修学旅行地として有名な日光中禅寺湖周辺ですが、実は明治中頃から昭和初期にかけて各国の大使館をはじめ多くの外国人別荘が建てられ、国際避暑地として発展していたことをご存知ですか? その中で今回は、1997(平成9)年まで現役で使われていた「イタリア大使館別荘」を紹介します。

今回持って行った機材
カメラ
・Canon 6D
・Nikon newFM2
アクセス方法
電車で行く場合
・東武鉄道「東武日光駅」下車
・JR日光線「日光駅」下車
東武バス「中禅寺温泉」下車、徒歩約35分
※歌ヶ浜行き運行期間(4月1日~11月30日)「遊覧船・立木観音」下車徒歩約10分
※半月山行き運行期間(5月15日~11月11日)「イタリア・英国大使館記念公園」下車徒歩約5分
車で行く場合
東北自動車道、宇都宮ICから日光宇都宮道路に入り、清滝IC、いろは坂経由約50分、県営歌ヶ浜駐車場から徒歩約15分
費用
交通費、飲食代、入館料

この建物の設計は『帝国ホテル』を手掛けた建築家『フランク・ロイド・ライト』の助手として来日した、『アントニン・レーモンド』が行い、日光の職人たちの技術を駆使した木造2階建てです。イタリア大使館の夏季別荘として建てられ、外壁に使用されている日光杉の樹皮と薄板で構成された市松模様はとても美しく印象的です。内部の床板や建具・家具などをできる限り再利用して復元されており、日本の暑い夏を避けるために随所に工夫がほどこされています。

中禅寺湖を渡る風を建物の中に取り込めるよう、湖側全面が窓になっている1階。
食堂の前に大きな広縁が設けられていることで直射日光が部屋に差し込みにくくなっており、また広縁と食堂などの部屋をガラスの引き戸で繋ぐことで明るさを確保しています。この広縁から、夏の強い光で照らされ眩しい中禅寺湖を、ぼーっと眺めているのも至福の時間です。

内装にも杉の樹皮が使われており、和の雰囲気を楽しまれていた様子が伺えます。

冬場は深い雪に閉ざされる中禅寺湖、避暑の時期にしか使わないと思われる別荘ですが、しっかり暖炉もありますね。春秋など朝晩がかなり冷え込むので、きっとその時に使うのでしょう。

夏は木漏れ日や建物に差し込む光を撮るのが楽しい季節です。秋はあたり一面紅葉するので、また違った写真が撮れそうですね。

男体山を望める中禅寺湖は観光船の周遊もあり、湖からも楽しむことができます。時折個人所有のボートもやってきます。

イタリア大使館別荘記念公園の建物にも桟橋が設けられているので、きっと現役のころはプライベートボートで水遊びを楽しんだのではないでしょうか。

湖の水はとても透明度が高く、思わずそのまま飛び込みたくりますね。足くらいちょっと浸してみればよかったです。

室内は薄暗い所もあるので、なるべく明るいレンズと、あれば広角レンズを持っていくといいかと思います。夏は光が強いので、フィルムカメラの場合ISO400を入れてしまうと高速シャッターを切れないカメラだとちょっと厳しい場面もあるかもしれません(絞るしかなくなる…)。NDフィルターがあれば絞りを開くこともできるので、夏に向けて一つ持っておくと安心かもしれませんね。

雨でもしっとりした雰囲気を楽しめ、どんな季節に来てもゆったりとした時間を過ごせる、お気に入りのスポットのひとつです。飲み物とクッキー程度ではありますが、カフェも併設されているので、優雅な大人時間と静かな撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか。

イタリア大使館別荘記念公園
〒321-1661 栃木県日光市中宮祠2482
TEL: 0288-55-0880
休館日:5月~11月/無休 4月/月曜(祝日の場合、翌日以降に振り替え)
入館料:大人(高校生以上)通常料金/200円 英国大使館共通券/300円
小人(4才~中学生)通常料金/100円 英国大使館共通券/150円
会館時間:4月/9:00~16:00 5月~11月10日/9:00~17:00 11月11日~11月30日/9:00~16:00
https://www.nikko-nsm.co.jp/italy.html

カメラガールズ編集部 イチ/ Instagram

編集部 イチ

愛用カメラ:Plaubel Makina67, Nikon newFM2, ASAHI PENTAX67, FUJIFILM KLASSE, Canon 6D, FUJIFILM X100F フィンランドをゆるっと愛し、高橋ヨーコを敬愛する人。

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