camell
女性限定・オトナ写真部
 camell(カメル)

STORY
2026.10.21

1時間後には忘れてしまいそうなことを、あえて心に留めてみよう、みたいな写真が撮りたくて

私は人間だ。
人間だから、忘れてしまう。
見たものも、食べたご飯も、訪れた場所も。
よほど印象的なことを除けば、時間の経過とともに忘れていってしまう。

なんと儚いことなんだ。

そんな、どうしようもない忘却にちょっとだけ抗うことができるのが、カメラ・写真だと思う。

『1時間後には忘れてしまいそうなことを、あえて心に留めてみよう』

そんな写真が撮りたい。

私の大きなテーマはずっとこれだけ。

1時間後には忘れてしまいそうな、つまり、なんてことない些細なこと・もの。
それらを記憶に残しておきたい。
もうちょっと正確に言うと、記憶に残せるような写真が撮りたいのだ。

たとえば、歩いている途中に、「あ、いいな」と思う景色があったとする。
その景色を、1時間後に覚えているだろうか?
なんとなくだけど、1時間も経てば70%ぐらいは忘れて、二度と思い出さない気がする。

でも、もし覚えていたとしたら。
1日後、1週間後、1年後に、まったく同じ景色をまた見ることができたら。
たぶん、「あ、いいな」とまた思えるんじゃないかな。

その「いいな」というちょっと前向きな感情が、何個も貯まったら。
なんだかちょっと幸せな感じがしませんか。

たとえば、気持ちがずーんと重くなる日に、昔の「いいな」を見返せたら。
そういえば私はこんな景色にも出会っていたな、これ良かったな、って、少しだけ軽くなれるんじゃないかな。

そうやって貯めた「いいな」が自分を軽くしてくれるのだとしたら。
なんだかちょっとつよくなれる気がしませんか。

なにもしなければすぐに忘れてしまいそうな、小さい「いいな」のかけらを集めること。
写真には、それができると思う。

だから私は、まずは自分のために、
『1時間後には忘れてしまいそうな』小さな「いいな」を、『あえて心に留めて』おけるような、そんな写真が撮りたい。

そして、そうやって私が残した「いいな」が、いつかどこかで、誰かが世界をいとおしく思う気持ちと重なることがあれば幸せだな、とも思う。

生きてさえいれば、どんな一瞬も「ちょっと特別」に変えることができるはず。

そうであってほしいし、そうだと証明したい。

そのためにカメラを持っていたいし、写真を撮っていたいと思う。

PROFILE

ぺん
ぺん
Instagram:@poyomeasari
note:https://note.com/dailylifeasari
ぺん / asari 
・家庭菜園と散歩とペンギンが好き。 
・写真で日常をちょっと特別に。