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女性限定
オトナ写真部「カメル」

2020.06.04

私が棚田を愛する理由

皆さんはカメラを持ってどこにお出かけしたいですか?
私が今夢中になっている場所は、棚田です。
今日はそんな棚田の魅力や、棚田愛をここで語ってみたいと思います。

棚田は2つの役割を果たしている

ご存知かもしれませんが、棚田は稲作地です。

棚田(たなだ)とは、傾斜地にある稲作地のこと。傾斜がきつく耕作単位が狭い状態において、水平に保たれたが規則的に集積し、それらが一望の下にある場合は千枚田(せんまいだ)とも呼ばれる[1]

Wikipediaより引用

自然をうまく活用しながら、人工的に作られた稲作地。本来は田んぼを傾斜面に作るため、つまり生きるため・食べるために作られたものですが、その美しさから観光スポットとしても機能しています。
観光地として作った訳ではないのに、人が訪れるような場所というのは、実は数少ないのではと思います。

棚田の魅力はそのままであること

私が思う棚田の魅力は、まさに観光的に作られていないこと。手すりや小さな看板、小休憩できるベンチなど、来る方のために細かな配慮がなされていることもありますが、田んぼは田んぼのまま。観光のために稲をレインボーにしたりイケてるカフェをたくさん作ったり…ということも、もちろんありません(笑)
なので、自然に日本の農業のリアルを見学できます。私にとってこの棚田はアドベンチャーのようなもの。どのように作っているのか、なぜこの道具がここにあるのか、、など思考を巡らせながら歩くのがとても楽しいんです。農業についてあまり詳しくないから楽しめる、というのもあるかもしれません。工場見学に近い感覚です。

棚田は最高のアクティビティ

棚田は山の斜面にありますので、坂道がたくさんあります。周囲に広がる豊かな自然を眺めながら坂道を歩くのは、いい運動になります。これ自体が一つのアクティビティ! 日頃の運動不足解消には最高です。いい汗をかきながら、ゆったりと棚田を巡る時間は、私にとっては贅の極み。

もちろん写真撮影も最高に楽しいです。この日も一眼レフを持って一人で訪れる方にちらほら遭遇しました。

こんなに最高のアクティビティが詰まっているのに、私が訪れた棚田は入場料や駐車場代も取らないんですよね。周囲に何かを販売するショップもない。これだけ最高のアクティビティなのだから、何か少しでもお金を落としたいと思うのですが…結局探しても何もなかったので、最寄りの道の駅で野菜やコメなどを購入して帰りました。そのままであることは棚田の良さなのですが、個人的にはもう少し観光に来る方からの収益を立ててもいいのではと思いました。
観光地化し過ぎてしまうのもよくないですが、少しでも農家さんの収益が増えるような取り組みは、訪れる私たちにとっても嬉しいことだなあと思います。

以上が私の棚田愛です(笑)ちなみにこの写真を撮影した際に訪れたのは愛知県新城市にある棚田です。ここは見学ルートがあり中に入ることができましたが、棚田によっては中に入っては行けない場所ありますので、行かれる際は事前にルールなどを調べて行かれてくださいね。

カメラガールズ 編集部/田中海月(Instagram

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