「おしゃれなポートレートの撮り方」講座、終了しました。

ほんっと、なんか当たり前の事しか言えてなかったなーと、一人脳内反省会実施中のワタクシです。モデルをやって下さった前回の講師でもあるAkikoさん、本当にありがとうございました！撮られるって難しいですよね、大変なことを引き受けて下さってありがとうございます。そして会場に来て下さったカメラガールズの方に、少しでも何かヒントであったり「ああ、なんだ、そんなに気構えなくていいんだ！」って思って貰えたら嬉しいです。ワタシは元々「人を撮る事を苦手としていた」人間です。街の、特に建物を撮って楽しんでいただけなんですが、写真友達が増えるにつれ、人を撮るようになってだんだん「ああ、あの雑誌に載ってたあんな感じ、いつか撮れたらいいなあ」「あの映画のあの雰囲気大好きだから、あんなの撮りたい！」という衝動だけで、試行錯誤で撮っていました。

いえ、今も試行錯誤で撮っています。

まずは自分の撮りたいイメージを自分の中で具体的になるまで、沢山沢山写真を見て下さい。ストックを沢山作って下さい。

これ！これが撮りたい！

そんなシチュエーションの写真に出会ったら、まずは似たような場所で似たように撮ってみて下さい。最初はまねでもいいんです。自分の好きな写真のアングルを、自分のカメラのファインダーを通して探してみて下さい。

写真を撮る試行錯誤の先に、しっくりくる瞬間がやってきます。あれ？こうじゃないな？って思ったら右に左に、前に後ろに回り込んでみたりとか、ぜひとも色々動いてみて下さい。最初こだわっていたアングルより動き回ってみて見つけた、想像外のアングルの方がいい場合なんて、結構沢山あります。私の大好きな先生（1日WSの先生なんですけどね）の言葉に、「1つの被写体に対して違う場所（角度）から3回はシャッターを切ってみてね」というものがあります。同じ場所から「いい瞬間」を探すのも勿論大切なのですが、なんか違うな？と思ったらとりあえず角度を変えて撮ってみて下さい。デジタルは何度シャッターを切っても大丈夫という代え難い長所がありますから！！！

あっち向いて、よりも「ハサミの看板探して？」（by海月さん）みたいな具体的な指示はモデルさんも動きやすくてとても良いんです。「あっち向いて」だけだと空（くう）を見た目になってしまってポーズを撮らされてる感がでてしまうんですよね。「あ、ネイルかわいいね！ネイルのちょっと見てみて？どこでやってもらったの、それ。」と言うのと「手を見て」っていうのではモデルさんの意識の向く方向が全然変わってきます。微妙な違いなんですけど、それが写真に「自然さ」として写ってくるんですよね。あとはキャラ設定してあげるのもいいかもしれませんね。彼氏と待ち合わせしてるんだけど、彼氏が遅れててちょっとそわそわして時計を見る感じで…とか（笑）

実践編では太陽が沈みかけていて、いい光のシチュエーションが無くて申し訳なかったなーとか、あわあわしてて色々アドバイスなどできなくて本当に申し訳なく（反省会第二弾）
私で答えられるような事であれば、お答えしていくので質問などあればぜひ。

エレベーターで「イチさん」で検索したら写真見れたりしますか？という質問を受けたのですが（笑）HPのリンクを置いていくので、良かったら見てやって下さい。rytmi ammunta です。