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オトナ写真部「カメル」

NEWS
2019.08.27

絵巻物を持って、「江戸絵巻カメラ散歩」に行ってきました

絵を描いた長〜い紙をくるくると巻いた「絵巻物」。その起源は平安時代ごろと推測されていて、今の漫画の原点のようなものとも言われています。時代が進むにつれて冊子へと形を変えていき、絵巻物はすっかり衰退してしまったのですが…実は現代でも、密かに絵巻物が作られているんです!
それがこのトッパン・フォームズ株式会社が製作している「MAKI-MONO(マキモノ)」。

特殊な印刷技術によって、長〜い絵巻物が作れるようになったとのこと。(詳しくは公式サイトをご覧ください)絵巻物が今でも売られているなんて…なんだか新鮮! しかも実際に製品を見てみると、これがなかなか可愛いんです。
「この絵巻を使ってポートレート写真を撮影したら、めちゃくちゃ可愛いんじゃないか..!?」というアイディアを実現するため、2019年7月にカメラガールズで撮影イベントを実施いたしました。結論から言ってしまうと…、想像以上に可愛い写真がたくさん撮影できたイベントになりました!

早速、当日撮影した写真と共にイベントの様子をご紹介させていただきます。「こんな写真撮影の楽しみ方もあるんだ!」ということが伝われば嬉しいです!

はじめての絵巻物♡

イベント当日、まずはJR 御茶ノ水駅に集合。みんな揃ったら、まずは絵巻物とのご対面です♡ これがその絵巻物、「MAKI-MONO(マキモノ)」です! 思っていたより大きくて重厚感があり、しっかりしています。

撮影の前に、みんなで絵巻物についてのお勉強タイム! この絵巻物に書かれているのは、歌川広重の代表作「名所江戸百景」。名所江戸百景は、何気ない江戸の風景が描かれた歌川広重の代表的な作品です。一度はどこかで見たことがある…、と言う方も多いはず。

広げてみるとこんな感じ。とっても長〜い!これでもごく一部です。絵巻には「名所江戸百景」の中から厳選した30枚の絵が、江戸の古地図とともに掲載されています。

和紙のような、手触りのよい紙でつくられているのがまた素敵。デザインも可愛いので、絵になりそうです。
せっかくなら、絵巻に描かれている場所に行って撮影してみたい!ということで、今回は絵巻に描かれた場所の中から3つのスポットを巡りました。

最初のスポットは、神田明神!

最初に訪れたのは、東京・御茶ノ水駅から徒歩5分の場所にある、江戸総鎮守 神田明神。赤色がとても綺麗な、カメラ女子にも人気の神社です!

早速1枚、絵巻を持ってパシャリ。…そうそう、今回は素敵なポートレート写真が撮れるよう、特別に被写体ガールさんにも参加いただきました! しかも、夏らしい浴衣で来ていただき…最高です♡

神田明神の赤い壁を活かして撮影。インスタ映えしそうな、可愛い1枚になりました。

こんなカットも♡ 浴衣と絵巻物の組み合わせが可愛いです。

絵巻物1つあるだけで、いろんなバリエーションの写真が撮影できます。想像通り、絵巻を使ってポートレート写真はめちゃくちゃ可愛いし、面白い!

そしてここ神田明神から描かれた絵が、この神田明神曙之景。もしかしたら同じ光景があるのかも…ということで境内を散策してみます。

一通り探してみましたが…、なかなか見つけられません。古地図と今の地図を比べてみましたが、本当に同じ場所?と思ってしまうほど、全然違う…。これはなかなか難易度が高い!んん、どこだろう…?

困った時は人に聞くのが一番! 人づてに聞いて、ようやくそれらしき場所に辿りつきました!…あれ、全然違う。
残念ながら絵に描かれている木はもう見当たらず、風景もビルや建物になっていて同じ風景は見ることができませんでした。江戸からすっかり変わってしまった風景に少し残念ではありつつも、これはこれで面白い。そして、同じ場所を探すのはなんだか宝探しのようですごく楽しいです! 今と昔の対比を記念にパシャリ。

続いては、湯島天神へ!

続いて訪れたのは、文京区にある湯島天神。 ここは学問の神様が祀られている神社として知られていて、多数の受験生が合格祈願に訪れる場所です。創建されたのは、なんと西暦458年なんだそう…!

趣ある景色が、とても綺麗。絵になる風景がいっぱいです。

美しい苔が生える境内の橋を背景に撮影してみました。手に持った絵巻物がやっぱり素敵です♡ そしてここ湯島天神でも、絵巻物に描かれた絵と風景が一致する場所を探してみました。

どうやら、このあたりのよう。歌川広重の絵は、湯島天神坂上眺望という名前だそうです。絵を見ると湖のようなものがありますが、今では建物が建っていて同じ風景は見ることができませんでした。後から確認したところこの湖のようなものは上野公園の不忍池とのこと。きっと素敵な眺めだったんだろうなぁと思いを馳せながら、記念にパシャリ。

最後は、浅草寺へ!

江戸といえば、浅草。浅草といえば、浅草寺!
ここ浅草寺にもまた、歌川広重によって描かれている名所江戸百景のひとつがあります。その絵のタイトルは「浅草金龍山」。

この絵です。あれ、これにはなんだか見覚えが…!!

絵巻を片手に探します。歩く姿が、粋でオシャレ!

赤い門と大きな提灯といえば、やっぱり雷門ですよね! 提灯に書かれた文字は違いますが、おそらくこの場所ではないでしょうか。絵にも、門の奥に仲見世通りのような風景が描かれています。同じ風景が見つかると嬉しさ2倍!

絵巻カメラ散歩は、面白い!

今回、初めて絵巻物を持ってカメラ散歩するイベントを実施したのですが、「面白い!」「違った視点で東京を見れた」「タイムスリップ感が楽しい」と大好評でした! 絵巻に描かれた場所を実際に訪れて撮影してみるだなんて…、よくよく考えたら素敵な遊びですよね。
宝探しのような感覚で、この記事を読んだ方にもぜひ体験して欲しいです。

実はこの日、もう1つのスポットに訪れました。場所は、上野公園の不忍池。そこでびっくりするものを発見したんです…!

なんとこの左側に描かれている、くるっと枝が巻かれた松の木が今でも残っていたんです!

それがこちら! 本当にそのまんま残っていて驚きです。これは実際に行って目でみて欲しい…ということで、不忍池に訪れた際は、ぜひこの絵を頼りにこの木を探してみてください♩

最後にトッパン・フォームズさんから素敵なプレゼントをいただきました! なんと、とっても可愛い絵巻物マスキングテープです。普段使いできる可愛さが嬉しいですね。
改めて参加者の皆さま、被写体ガールさま、関係者の皆さま、ありがとうございました! 今回参加できなかった方は、ぜひまた次回イベントのにご期待くださいませ。

絵巻についてのお問い合わせ先はこちら
https://www.toppan-f.co.jp/culture/contact.html