camell
写真が好きな、あの子の本音。
camell「zines」

STORY
2026.03.12

「私がシャッターを切る瞬間」を言語化してみた。

はじめに

突然ですが、皆さんはどんな時にシャッターを切りますか?
よく聞くのは「心が動いた時」。
でも、言語化するのが好きな私には、答えになってないように見えていて。

もっと「シャッターを切る瞬間」を言語化したい。

そこで、私の”庭”としてたびたび撮影している奈良公園近辺で、心の赴くままに写真を撮りながら、言語化に挑戦してみました。

よく歩いている場所を舞台にしたのは、すでに大方撮影したことのあるスポットであり、その瞬間に撮りたいと思ったものだけを撮ることに集中できるからです。

まずは、撮りながら考えてみた

歩いて、被写体を見つけては撮って、を繰り返す……
その中で、「今の私は何を考えながら撮っているんだろう?」という自問自答をしていました。

浮かんだ答えは、
今見えてる世界をどう切り取るか?
ということでした。

もう少し言語化を。

写真には「真似したい」と「個性を出したい」との絶妙なバランスを取った結果が反映されているんじゃないかと思っています。

私の中の「真似した写真」は、絶景や人気観光地などでパンフレットで見たように撮りたい、というもの。お手本となる切り取り方があるんですよね。
だけど、「個性が強く現れた写真」は、参考にしている考え方はあってもお手本そのものはないことが多い。

旅の日記をよく書く私にとっては「個性が現れた写真」で読んでくれている方にインパクトを残したい、ということに重きを置いていて、それが「どう切り取るか」につながっているのだと結論づけました。

写真を振り返りながら、考えてみた

では、私はどう切り取ってるんだろうか。

撮りながら考えてもなかなか答えが出なかったので、写真を見ながら振り返ると、3パターンに分けられることに気が付きました。

実はこんなものがある!を共有したい

旅の日記を書くことが多い私にとって、1番大事にしている視点です。
もう少し噛み砕くと、他の場所では出会わなさそうなものに出会った時、すかさずシャッターを切ってるなと思います。

たとえば。

歩道の脇で見守ってくれているお地蔵さん。

歩道に残されている橋の痕跡。

森の中に佇む建物。
(こちら、現役の旅館の建物群なんです)

突然現れた舞台のようなもの。
(何かは調べきれませんでした)

奈良公園を初めて歩く時、鹿やお寺の建物に目がいくと思うんです。
でも、他のところにもけっこう面白いものが溢れているんですよね。そんなものに気づける歩き方をしたいなと思っています。

今回はよく行く奈良公園だから”面白いもの探し”により重きを置いていたけれど、初めて行った旅先でも面白いものを見つけてやるぞ!という気持ちで向き合っていることにも改めて気づきました。

あ、白壁に映る木漏れ日のような、”この瞬間しか見られないであろうもの”を探すのも好きです。

スマホ縦画面で見た時にときめくもの

ずばり、Instagramのストーリーズ用。
私が使っている発信ツールの中で、画面いっぱいに表示されるのがストーリーズ。
頻繁に発信しているわけではないけれど、「これをスマホの画面いっぱいに写したいな」と思った光景は撮りためています。

たとえば。

2つ並んだ横断歩道の標識。

青空と梅の花。

素敵な建物の資料館。

好きな白壁の道とカーブミラー。

同じく好きな白壁の道と扉。
(カーブミラーと扉は、冒頭の写真を撮った場所で画角を変えたものです)

こうして見ると、もはやどこにいるかも伝わらない、1つか2つぐらいの少なめの要素を入れることが多いと気づきました。

建物の切り取り

建築物ってそれ自体が作品。
だけど、パーツごとに込められた意味があって、パーツ単独で見るのも楽しかったりします。

たとえば。

窓の庇に惹かれた1枚。

洋風でおしゃれだなと思った、屋上の柵。

印象的な形だった屋根の飾り。
特に、空とそのパーツだけしか見えないような画角でパーツを堪能するのが好き、なのかも。

振り返ってみて

いろんな軸はあるけれど、「今見えるものをどう切り取るか」ということをずっと考えているなと。
そして、考えながら歩くことで、カメラを持つ前より見える世界の解像度が上がったなと、改めて感じたのでした。

まだ完全には言語化できていないのかもしれません。
それでも、言語化にチャレンジしたことで、今の視点を深めたり新しい視点を探したりと、次に繋げることができる気が、今はしています。

このように自分と向き合いながら撮影するというのは、よく行く・撮影する場所だからこそできる過ごし方なのだと思います。
馴染みのある場所こそ、カメラを持って新鮮な気持ちで撮りにいってもいいのかもしれませんね。

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