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オトナ写真部「カメル」

SPOT
2019.12.17

【福岡】イルミネーション撮影の楽しみ方in博多駅

毎年JR博多駅で「光の街・博多」のイルミネーションとクリスマスマーケットが開催されます。今回は博多駅で、玉ボケや多重露光を使ったイルミネーション撮影の楽しみ方を紹介したいと思います!

光の街・博多

今期のテーマは「令和(beautiful harmony=美しい調和)」。クリスマスマーケットは12月25日まで、イルミネーションは2020年1月7日まで開催されます。
人の多い駅では三脚を使用するのも難しいので、全て手持ちで撮影しました。ISOを高く設定して、絞りを開放気味(F値の数字を小さくする)にします。
そうしてシャッタースピードを早めにすれば、手持ちでもブレずに撮影することができます!
まずはいろんな場所から撮影。

光の柱が連なったゲートをくぐると、シンボルツリーを中心にステージやクリスマスマーケットのお店が並びます。

外のエスカレーターで3階まで昇り、テラスから会場を見ることもできます。安全対策として設置されている透明パネル越しに撮ったところ、フィルターをかけたような仕上がりになりました。

こちらは透明パネルの隙間から撮ったものです。真ん中ははっきりしているのにサイドがボヤけて、不思議な雰囲気になりました。

中央の駅前広場には「ウィッシュフラワー」や「花のティアラ」があり、「光の森」として約50本の樹木が光で装飾されています。また、広場から見上げる壁面の巨大スクリーンにイルミネーションを楽しむ人たちがリアルタイムで映し出されるので、フォトスポットとして賑わっていました。


玉ボケの作り方

次はイルミネーションで「玉ボケ」を撮ります。玉ボケとはキラキラした丸い光のことで、点光源を大きくボカすことで撮ることができます。イルミネーションは、玉ボケに最適な条件なんです!
クリスマスマーケットでマグカップ付きのホットワインを買ったので、そちらを撮ることにしました。マグカップは数量限定で毎年デザインが変わるので、コレクションしている方もたくさんいらっしゃるそうです。今期は「いつまでもこの街とともに」という花言葉をもつ「アングレカム」という花がデザインされています。
単焦点レンズの絞りF1.6で撮影。しかし、ボケが強すぎて背景がつぶれてしまいました。

次はシンボルツリーを背景にして、先ほどよりも少し絞ったF2.2にして撮りました。

カラフルな玉ボケとうっすらとツリーの輪郭が分かりますが、ピントも甘いのでもっと絞っても良かったかな…と後から反省してしまいました(^^;)

被写体があるときには、自動でピントを合わせてくれるオートフォーカス(AF)を使って背景をボカすことができます。しかし被写体がなければ、オートフォーカスは反応してくれません。その時は、自分でピントを調整するマニュアルフォーカス(MF)にすることで、玉ボケを簡単に作ることができます!


多重露光

最後に紹介するのは多重露光です。
多重露光とは複数の画像を重ね合わせた写真を撮影できる機能のことです。デジタルカメラでは機種によって、重ねる枚数や重ね方を選ぶことができます。星の軌跡を撮影する際に使われることが多いのですが、まったく違う画像を重ねることで幻想的な写真を作ることができます。
レタッチソフトやスマホアプリで後から画像を重ねることもできるのですが、偶然おもしろい写真になることが多いので、私はカメラで多重露光を楽しんでいます。
初めは2回や3回、ただ重ねるだけでも不思議な世界観ができあがります。

次は画像を3回重ねました。2回はピントを合わせて、1回をピントを外して玉ボケを作ることで、幻想的な雰囲気に仕上がります。

重ねる回数を増やしても、玉ボケを重ねることで幻想的な写真にすることができます。まるで雪が降っているみたいになりますね。

最後の写真は「ウィッシュフラワー」を主役にしています。
同じアングルでピントを合わせて撮ったものと、ピントを外して撮ったもの、3回目はそれに玉ボケを重ねました。ふんわりと柔らかい雰囲気の「ウィッシュフラワー」になりました。


まとめ

イルミネーションは普通に撮るだけでもきれいですが、いろいろな機能を使うことでいつもと違った楽しみ方ができます。寒い冬の夜でも、カメラを持って出かけたくなりますね!

編集/カメラガールズEditors コノハ ( Instagram )

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