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女性限定
オトナ写真部「カメル」

STORY
2023.11.21

『ワイヤレスフラッシュトリガー』を使って、離れたところからストロボを当ててみよう!

みなさんはストロボ、使ってますでしょうか?
ストロボと言ってもアレです、スタジオで使う大型ストロボではなく、カメラに付けるクリップオンストロボです。

はい、こんなやつですね。(クリップオン、お値段の関係で純正ではありません…純正でガイドナンバー値が大きいものはなかなか買えないです)
たぶん、みなさま自然光大好きなのであんまり使わないな…という感じでしょうか。私もそんな感じです。
カメラにストロボを付けて「バシャー」って撮ると、いかにもストロボ当てましたっていう感じになってしまうイメージが強いかと思います。それってアレですね、要因はカメラの上に固定してしまうと、光が当たる方向が限られてしまうから。もちろんある程度の角度を付けたり、天井に光を当てて反射した光で明るくする(バウンスと言います)こともできますが、それでもやっぱり限界がある。

んな悩みを解消するのが、この『ワイヤレスフラッシュトリガー』です

これを使うと、カメラ本体からストロボを外した状態で使うことができるのです。

さて、ワイヤレスフラッシュトリガー、純正で買おうとすると30,000円とかするのですが、なんと『YONG NUO RF-603NII N3』は4〜5,000円で購入できるのです。大変助かりますね。ただ、できないこともありまして、TTL ・ハイスピードシンクロには非対応になっています。(TTLとは「Through The Lens」のことで、最適な明るさで撮れるように、シャッターボタンを押すだけでストロボ光が自動調光される機能、ハイスピードシンクロとは、1/250秒以上の速いシャッター速度でフラッシュを発光できる機能のことです)

ちなみにRF-603NII N3の最速同調速度

・Canon(フルサイズ)= 1/200秒
・Nikon(フルサイズ)= 1/250秒
・Canon・Nikon(APS-Cカメラ)= 1/320秒

…となっています。最速同調速度とはシャッターとストロボの発光が同調出来る最速のシャッタースピードのことで、このスピードより速いシャッターを切るとフレームの中に黒い帯が写ってしまいます。この黒い帯はシャッターの「前幕と後幕」の二枚のどちらかが写ってしまうことが原因です。つまり、このスピード以上のシャッターが切れないということになります。

(シンクロスピード以上のシャッターを切った例)

早いスピードのシャッターが切れないとはいっても1/200は切れるので、まあ、そうそう問題ないかな…とは思います。あえて言うなら、屋外で「明るい太陽光の下でも絞りを開き、背景をぼかした撮影」ができないとかでしょうか。高度な撮影をしたくなったら、純正もしくはサードパーティーの「ハイスピードシンクロ対応」のものを買いましょう。(※YONG NUOでもハイスピードシンクロ対応のものもあります)(※カメラもハイスピードシンクロ非対応の場合があります)

ワイヤレスフラッシュトリガーの使い方

RF-603NII N3は「送信機」「受信機」の2個セットになっていますが、これは機能固定ではなく、どちらかを送信機にどちらかを受信機に、と設定で変えることができます。なので、もう1セット買い増しして「送信機1個」「受信機3個」という風に使うことができます。

本体のサイドに「OFF・TX・TRX」というスライドスイッチがあるので、送信機にしたい場合は「TX(カメラ側)」に、受信機にしたい場合は「TRX(ストロボ側)」にボタンをスライドしましょう。ちなみに電池は1つにつき、単四x2本です。
送受信機の設定ができたら、送信機はカメラのホットシューに、受信機はストロボに付けましょう。

カメラとクリップオンストロボに付けてみた

「送信機側をカメラに」※CANON 6Dの代理のFUJIFILM X100F(本当は付きません)

「受信機側をクリップオンストロボに」クリップオンストロボ/Nissin Di622 MARK II

それぞれしっかりとシューに固定したら、シャッタースピードは最速同調速度を超えないようにして、光量調整はフラッシュ毎にマニュアルで設定してしまいましょう。いきなり雑ですみません。

(例/Nissin Di622 MARK IIのマニュアル発光の手順)

設定に関しては、取り付けるクリップオンストロボによって変わってくるので、ご自身のクリップオンストロボの取り扱い説明書を参考にしてください。Nissinの場合は「M」に設定し、EVの+ーで光量の調整をします。

さて、実際に使ってみました

自然光だとこんな状態のとき、

カメラに付けて正面からストロボを当てるとこういう風になりますが、

ワイヤレスフラッシュトリガーを使ってカメラから離して当てると、こういう風に撮れます。

クリップオンストロボをカメラに固定すると、正面から直当てか、頑張って多少角度をつけるか、天井や壁にバウンスさせるしかありません。もちろんそれでも十分素敵には撮れますが、カメラの位置と違う方向から光を当てるという選択肢が増えることで、格段に表現の幅が広がりますよ。ぜひ試してみてくださいね。

…ちなみに今回テスト撮影をしたとき、自宅ではちゃんとワイヤレス発光したのに、事務所ではワイヤレスでは発光せず大変困りました。色々調べた結果、ファインダー撮影ではワイヤレス発光するのに「ライブビュー」撮影の時は発光しないという、問題点の切り分けができました。さて、困りました。ピントをシビアに合わせていきたい場合はライブビューを使いたいですよね。なんとかならないかなーと調べまして、ライブビューの設定変更で大丈夫になりました。(以下Canon 6Dの設定になります)
MENU画面より「LV静音撮影」を開く「モード1・モード2・しない」のうち「しない」を選ぶ
この設定をすることで、無事、ライブビューモードでもワイヤレス発光させることができました。ちなみにCanonの取説を確認すると、ちゃんとこの設定をしないとライブビューではストロボが発光しない旨の注意書きが書いてありました!

汎用ストロボを使用するときは、[しない]に設定してください。[モード1] [モード2] に設定されていると、ストロボが発光しません。

…取説はちゃんと読みましょう(笑)

PROFILE

編集部 イチ
編集部 イチ
・フィンランドをゆるっと愛し、高橋ヨーコを敬愛する人。
・愛用カメラ:Plaubel Makina67, Nikon newFM2, ASAHI PENTAX67, FUJIFILM KLASSE, Canon 6D, FUJIFILM X100F
・Instagram ID / @ichi1