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女性限定
オトナ写真部「カメル」

STORY
2020.04.20

風景写真に取り入れたい「二分割構図」

みなさんこんにちは。素敵な風景を撮りたい!と気合いを入れて出かけても、撮った写真を見返すとなんだかパッとしなかったり、寄りの写真ばかり。。。風景写真ってシンプルそうで意外と難しいですよね。今回は「二分割構図」を意識して、風景をいい感じに切り取るポイントをご紹介します。

二分割構図とは

二分割構図は、写真の上下または左右をちょうど半分に分割する構図です。撮ってもシンプルですが、この線を意識するだけで安定した印象になります。

また空と山など、写したいものが二つある場合、二分割にすることでどちらも引き立てることができます。

上の写真は、空との境界線を中心に持ってきました。空は、初心者の方でも比較的取り入れやすいと思います。

水平線は海に行けば誰でも簡単に切り取れますね。
なんか良い!と思ったなんでもない道でも二分割にすると安定した印象にできます。
日が沈んだ空も、海に浮かんだ島もバランスよく引き立っています。
綺麗な空と美しいストックホルムの街並み。高い位置からですが二分割を意識して撮影しました。

以下の写真は二分割構図取り入れやすいです。
・空との境界線
・水辺(川や海)との境界線
・建物と道路

料理やポートレートでは二分割構図をうまく活用することは難しいかもしれません。

気をつけるのは水平だけ!

中央に来る境界線はまっすぐじゃなくても大丈夫です!そして多少中央からずれていてもOK!あくまでも目安として上下左右の半分を意識しましょう。ただし、水平だけは保つように気をつけてください。水平が保たれていないと少し違和感のある写真になってしまいます。

サイクリングする人々と道路で二分割。
凍った川とヨーロッパの街並み。どちらもバランス良く残せて冬の北欧旅行を感じられます。
コスモス畑とかわいい形の木の境界線。
お正月の東京駅舎と目の前の広場の境界線で二分割。
映り込みを意識して、湖と山で二分割してみました。
縦で二分割ももちろんOK!路面電車と乗り込む人々がお互いを引き立て合います。

いかがでしたでしょうか。風景=広角レンズというイメージが私自身もありましたが、構図を少し意識するだけでお持ちのレンズやスマートフォンでもいい写真が撮影できます。ぜひ普段の撮影に取り入れてみてください♩

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田中 里奈

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