彼女が選んだ、人生のベストショット
「あの人の、人生のベストショットはどんな1枚なんだろう。」
そんな素朴な興味から始まったこの企画。
ひとりのカメラ女子にフォーカスし、写真のこと、そして人生で撮影した“ベストショット”を紐解いていきます。
初回は、愛称・ソメっちさん。
ブライダル業界で働いていた彼女は、仕事としてカメラに触れたことをきっかけに、やがて趣味としても写真を楽しむようになったそう。
彼女と写真の関係、そして“人生のベストショット”に込められた想いとは?
少しだけ、深く覗いてみました。

Profile
愛称:ソメっち さん
カメラ歴8年
Instagram
@somemayu22
@camell_sainokuni
愛機
・Nikon D7500 + Nikon 18-200mm f3.5-5.6
・FUJIFILM X-T20 + Jupiter8 / XF18-55mm f2.8-4
・ペーパーシュート など
目次
私はあの日、カメラにハマった。

人生で初めてカメラを触ったのは、修学旅行のときの「写ルンです」。懐かしいですよね…。それからしばらく間が空いて、次にカメラを触ったのは社会人になってからでした。
以前、ブライダル業界で働いていて。自社のパンフレットに載せる写真を撮るために、初めてちゃんとカメラを持ちました。そのあと、東京スカイツリーの天望回廊で、定点カメラの撮影もしていました。
正直に言うと、仕事としての撮影はあまり楽しくなくて。
でもある日、お客様のカメラで撮影を頼まれ、そのときに自分なりにちょっとアレンジして撮ってみたんです。そしたら、「うわぁぁぁ…!手が伸びてるみたい!」って、すごく喜んでもらえて。ああ、こんなふうに喜んでもらえるんだって、すごく嬉しくて。ただそのあと、先輩スタッフに 「売上に繋がらない写真に時間をかけないで」って言われて、ちょっと悲しくもなりましたが…。
でも、あのときの喜びだけは、ずっと残っていて。気づいたら、写真の世界にハマっていました。

写真は、その場の“空気”まで残せる
写真の面白さって、本当にたくさんあると思います。
趣味としてカメラを楽しみ出してからは、積極的にカメラサークル(camell)の撮影会に参加するようになりました。

写真を撮ることはもちろん楽しいんですけど、周りで夢中になって撮っている人たちの姿を見るのも好きで。みんなが同じ空間で、同じ時間に、それぞれの視点でシャッターを切っている感じが、すごくいいなって思うんです。写真って、被写体だけじゃなくて、その場の空気とか、時間とか、そういうものも一緒に残せるんだなって。
そんなふうに、写真の楽しさが少しずつ広がっていく中で、自分が惹かれるものも、だんだんはっきりしてきました。

光と季節に惹かれて

私が好きだなと思うものは、建築がきれいな場所とか、レトロな街並みとか。そういう場所に行くと、つい撮りたくなります。
あとは、光。
マジックアワーの空気とか、西日が少し傾いてきたやわらかい光とか。逆光で、キラキラする感じも好きです。
桜や紅葉ももちろん好きなんですけど、実は一番好きなのは新緑の季節で。あの、ちょっとやさしくて、あたたかい空気が好きなんですよね。

「すごい写真」じゃなくていい
でも一方で、写真に対してこんなふうに思うこともあって・・・。自分では、いわゆる「すごい写真」って撮れないなって思っています。1枚で何かを伝える、みたいなのは苦手です。

でもその代わりに、「ここってどんな場所なんだろう」とか、 「ちょっと行ってみたいな」って思ってもらえるような写真を撮りたいなって思っています。
そんなふうに思っていたからこそ、“ある言葉” にハッとさせられたことがありました。
自分では気づけない価値がある
前に、自分では選ばなかった写真を 「インパクトはないけど、ずっと飾っておきたい」って言ってもらったことがあって。そのときに、自分では気づいていない良さがまだあるんだなって思いました。
写真って、奥が深いなって…。
そうやって向き合っているうちに、気づけば写真という存在が、自分の中で少しずつ変わっていきました。

写真は、人生のそばにあるもの
旅の思い出が、記憶だけじゃなくて、ちゃんと“あとから見返せるもの”として残るのも好きです。そのとき一緒に行けなかった人にも、「こんな場所だったよ」って伝えられるのもいいなって思っていて。
気づいたらもう、生活の一部になっていました。これからも、ずっと一緒にいてね、って思える存在です。
そして今回、あらためて「ベストショット」を考えたとき。自然と、あの1枚が浮かびました。
BEST SHOT

あの一瞬だけは、ちゃんと掴めた気がして。
今回選んだのは、 花火を“アートとして撮れた”はじめての1枚です。
花火って、タイミングが本当に難しくて、しかも何度も気軽に挑戦できるものでもないんですよね。むしろ、これ以上の花火はまだ撮れていないかもしれません。だから今の自分にとってのベストは、この写真かなって思っています。
これからも、写真とともに
これからは、地域の活動やボランティアにも関わりながら、写真を通して、もっと人とのつながりも広げていけたらいいなと思っています。









