フェンスの向こうの推しを撮る ― 明るいレンズと失敗から学んだ撮影術
突然ですが、皆様は推しがいますか?
私は推しがいます。芸能人が推しって方もいるでしょうが、私の場合はそれがヒコーキ(JA602A ベアドゥ北海道ジェット)でした。ヒコーキが好きすぎて、乗るだけではなく、自分の手で記録を残したい。そこから私のカメラ沼生活は始まりました。
最初に手にしたミラーレス一眼レフ
オリンパスのE−M1と12-40mmF2.8と40-150mmF2.8+MC−14。某カメラ専門店のカメラ担当の旦那からのアドバイスで「レンズは明るいのが正義」ってことで予算内で買える明るいレンズを選びました。
何故明るいのが正義なのか?
明るいレンズ(F値の小さい)を物理的に暗くすることはできても、暗いレンズ(F値の大きい)を物理的に明るくする事はできない。この意味を買った当初は全く理解できなかったのですが、使っていくうちにわかるようになりました。使わないとわからないというのを嫌ってほど実感させられました。この投稿を読んでわかんないって思った方、是非明るいレンズを一本手にして撮影してみてください。読むよりも経験のほうが大事です。
いざ羽田へ
ど素人がいきなり撮るというのはなかなかの無謀な事でしたが、最初の半年はカメラのオートモードでがむしゃらに撮影をしていました。ふとした時に気づくわけですよ。写真を見返したときに、デッキのフェンスワイヤーがはいってしまってることに。

どうすればこのワイヤーがなるべく入らないように撮れるんだろう?
過去のオートで撮った写真データを見ると、ワイヤー被害に合わなかった写真には幾つかの特徴があることに気がついた訳です。
・F値は6.3以下になっていた
・ズームレンズは最大限望遠で使っていた(中途半端だとワイヤー入りやすいです)
・ピントの合う距離を遠くのものに合うように設定されていた(近いものには合わないようになっていた)
この事がわかって極力気をつけて撮るようにしていたら、格段に失敗が減りました。

こういうのは沢山の失敗から気づく事。今は羽田空港や新千歳空港、セントレアなどのワイヤーフェンスの空港で撮る時は
・F値は6.3以下に設定
・F値に合わせてISO感度も変動させる
(わからなければ最初はISO感度もオートでok)
・ズームレンズは極力最大限望遠で使う
・機体を流さないときはシャッタースピードはカメラ任せで
を意識して撮影しています。
好きこそものの上手なれ
好きだからこそ集中して向き合えると思います。皆様にも好きな被写体とは沢山向き合って欲しいなと。それが沼への一歩にも繋がるはずです。是非楽しい沼にハマりましょう。






 
									 
									