2026.01.29
撮った後の、戯れごと。「この写真を飾るなら…?」
「こういう風に撮りたい!」と意図を持って、結果、思い通りに撮れても撮れなくても、見方を変えると、
思いがけない出会いがあるのかも。
写真を見返す楽しみが増えた日のこと、残してみます。
目次
きっかけは唐突に…
昨年の誕生日のこと。
毎年恒例、家族からポストカードが届く。
細い枝にぽてっと掴まるエゾモモンガの一枚。この可愛いチョイス、どうやら 今年の選者は父らしい。そして、何かしら意図も込めがちな父から添えられたメッセージに思わずにやける。
「この写真、飾るならどの向きにする?」
ほほう。
傍から(撮った後から)見る自由
おそらく撮られた時は、水平方向に伸びた枝に乗っかった格好のモモンガなのだが、垂直方向に伸びた枝に横向きに掴まるモモンガとも見える。
横向きに掴まるバージョンだと、ひょこっと顔を出してこちらを覗いているかのような、あどけなさや物語を想像させる雰囲気がある。
なるほど。勝手ながら、色々と自由に想像が膨らんで面白い。
憂鬱から牡丹餅
別の日、目に留まった山茶花。

撮っている最中はあまり手応えを感じられなかったこの日。「これ!」という一枚は撮れなかったなぁ…と反省気分で見返していた時、一枚の写真に父のメッセージを思い出した。

くるくる回転させて遊んでいると、存外捨てたもんじゃない。「この向きの雰囲気なら、好きかもしれない」と思える瞬間があった。
見返す写真の、撮っている時に戻ることはできない。けれど、これからの引き出しをたしかに増やしてくれた。
今となっては思い入れのある一枚だ。
「この写真を飾るなら?」
早速、きっかけの主にも送りつける。
「この写真、飾るならどの向きにする?」父の返事も楽しみだ。
文章:Narumi




