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オトナ写真部「カメル」

SPOT

芸術祭の聖地、新潟を巡る旅

今あちこちで盛んに行われている『芸術祭』、この聖地のような場所のひとつが新潟県。はじまりは2000年、この年から芸術祭がスタートし、今ではアートがそこかしこに見られ「西の直島(なおしま)、東の越後妻有(えちごつまり)」と呼ばれるほどのエリアになりました。

今回は美しい自然と共生するアートと、美しい自然に育まれた美味しい食を堪能しに、雪の新潟を巡ってきましたのでみなさんにご紹介いたします! もちろん、今一番アツい “あの” スポットも行ってきましたよ! 

今回は、JR大阪駅から出発して特急サンダーバードと北陸新幹線利用して行ってきました。

新潟のソウルフード!『へぎそば』を初体験!

『越後十日町 小嶋屋(えちごとおかまち こじまや)』は新潟県民なら誰もが知っている『へぎそば』の名店! その滑らかな食感とのどごしは、地元民にとってはソウルフードと言ってもいいくらい。

ところでそのへぎそばってどんなものか知っていますか? つなぎに布海苔(ふのり)を使っていて、独特の風味と歯ごたえのある食感とつるつるした喉越しを生み出しています。そして最大の特徴は波のような盛り付け方! 冠婚葬祭など、大勢でそばを食べることが多い新潟では、一人一人が食べやすいように一口大に丸め、波のような形で美しく盛り付けます。

このそばを盛りつける木の器のことをへぎと呼ぶのですが、「剥ぐ」という言葉が訛ったもので、木を剥いで作ったことに由来しているようです。このへぎの器に盛ったことから、へぎそばと呼ばれるようになったそうです。

新潟のソウルフードを、へぎそば一番の人気店でいただきました。厳選された鰹節と本醸造醤油で作られたおつゆでいただくおそば、美味でした…! 

メンバーが撮影した写真がこちら!

越後十日町 小嶋屋(えちごとおかまち こじまや)
GoogleMap / HP

話題の現代アートを体験できる場所!

[movements] Artist:目

『越後妻有(えちごつまり)里山現代美術館 キナーレ』が、2021年7月にリニューアルして『越後妻有里山現代美術館 MonET』になりました。
常設作品の入れ替えを行い、新たに名和晃平、中谷ミチコ、“目”などの著名な現代美術作家を迎えた、地方の芸術祭の先駆けともいえる『大地の芸術祭』の拠点です。他にも常設展示には、金沢21世紀美術館のプール作品で有名なレアンドロ・エルリッヒの作品をはじめ、国内外で話題の現代美術作家の作品を展示しています。

美術館内にはミュージアムショップやカフェがあり、建物内にはなんと日帰り温泉も併設され、総合的な観光施設にもなっています。とっても広い館内はあちこちから光が差し込み、展示されているアートもキラキラ光っていたりと、自然の中の美術館を思い切り堪能できました。

[Palimpset:空の池] Artist:レアンドロ・エルリッヒ

[ゴースト・サテライト] Artist:ゲルダ・シュタイナー&ヨルク・レンツリンガー


[Two River] Artist:マッシモ・バルトリーニ feat. ロレンツォ・ビニ

[Three Travellers] Artist:原広司+アトリエ・ファイ建築研究所

越後妻有里山現代美術館 MonET(えちごつまりさとやまげんだいびじゅつかん もね)
GoogleMap / HP

雪の美人林で幻想的なポートレートを

『美人林』というその名前、いったいそこはどんな場所なんだろう…? と全く想像がつかなかったここ。行ってみると、東京ドーム約96個ほどの丘陵に、樹齢約100年のブナの木が一面に生い茂っていました。真っ直ぐ空に向かって立つ姿が、あまりにも美しいことから美人林と呼ばれるようになったそうです。私たちも雪化粧をした美しいブナの姿に圧倒され、思わず息を飲みました。

そんな美人林にも危機の時期があったそうで、この辺りでもブナを切ってパルプ材にして、その跡には杉を植樹するのが非常に盛んだったんだそう。でも美人林はそういう話になった時に、地主の一人が「そんなことしないで、ブナのまんまにしておこう」と杉林にしなかったことで、今のこの美しい林の姿を残しているそうです。

美人林へのアクセスですが、目の前の駐車場から50mほど歩くとすぐに林に入れます。林の中はどこでも自由に歩き回れるようになっていて、それほど起伏もないので広くても疲れることはないかと思います。ただ、例年冬期は積雪が3mほどとなり全く除雪などはされておらず、スノーブーツでも歩行が非常に困難となるため、スノーシューでの散策をお勧めです。


美人林
GoogleMap 

豪雪地帯にある、雪と大自然を体験できる「ミュージアム」

『十日町市立里山科学館 越後松之山(とおかまちしりつさとやまかがくかん えちごまつのやま)「森の学校」キョロロ』、『キョロロ』という館の名前は、松之山の里山を代表する野鳥『アカショウビン』の鳴き声「キョロロロロ〜」から名付けられたそうです。

雪国の里山の小さな科学館は「雪里」の生物多様性に関連した展示や、豊富な体験プログラムで楽しく学ぶことができます。もともとは2003年7月に『大地の芸術祭』の施設として開館しました。棚田であったこの場所の畦道にそったヘビのような形、参加体験型の博物館として「何かを発見する」ための空間とするため、道をたどるような形の建物になったそうです。

常設展には「日本一の昆虫屋」志賀夘助氏の世界の蝶コレクションや、雪国の里山の生物多様性や、過去30数年にわたる積雪量の実寸大のグラフやジオラマを通して、里山の文化にも触れることができる「雪里展」などがあります。日本一の豪雪地帯、真冬にはキョロロ自体がすっぽり埋まってしまうそうで、その状態のキョロロも体験してみたい…! 

[大地、水、宇宙] Artist:逢坂卓郎(大地の芸術祭作品)

十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロ(とおかまちしりつさとやまかがくかん えちごまつのやま)
GoogleMap / HP

窓からの雪景色を眺めながら、ラグジュアリーなホテルステイ

『あてま高原リゾート ベルナティオ』は東京ドーム約109個分という広さの中にあり、清らかな水辺と緑豊かな森に囲まれています。 自然に恵まれたこの地をイメージして、イタリア語のBel Paese Natio=「美しきふるさと」にちなみ、ベルナティオ(BELNATIO)と名付けたそうです。

その広大な敷地内にはゴルフ場もあり、ゴルフ旅はもちろん、女子旅や家族旅からワンちゃんとの旅行までいろいろな人が楽しめます。ゴルフ場があるということは、雪の季節以外は美しい芝や整えられた木々、綺麗な水の池などを眺めることができ、ゴルフをしない人にも「美しい景色」として実はオススメだったりするんですよ。

館内には、周辺の美しい景色を眺めながら楽しめる複数の温泉や、地元・新潟の食材をふんだんに活かした料理を提供する3つのレストランがあって、「ホテルを楽しむ」リゾートステイにもバッチリです。普段は絶景を求めてあちこちを歩き回る私たちですが、時にはこんな素敵なホテルでのんびりとしたり、ホテル周辺の撮影を楽しむ…という旅もアリ! 


あてま高原リゾート ベルナティオ
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トンネルの向こうに広がる「幻想」の世界

柱状節理(ちゅうじょうせつり:溶岩が縮むときに5角形や6角形の柱状になったもの)の岩肌と、清津川(きよつがわ)の清流を見ることができる、日本有数の景勝地がここ『清津峡(きよつきょう)』です。

この美しい清津峡を見るための『清津峡登山道』が通行禁止となって以降、地元や観光客から要望を受け、歩道の代替施設としてこの歩道トンネルが作られました。でも開設から20年以上が経過する中で利用者は減少してしまい、それを改善するために『大地の芸術祭』に合わせてリニューアルしたのが、「映える」清津峡渓谷トンネルなんです! 

最初に到着する第一見晴所はシンプルなトンネルで、柱状節理の岩肌を間近に見ることができます。シンプルではありますが、一番近くから清津峡を見ることができるスポット。

第二見晴所には、白と黒の2色のストライプで塗られたトンネルと、メタルカラーの物体があります。実はこの物体はトイレ! 左右に1つずつ個室があり(男女共用)、外から中は見えないけれど、中からは外が見えるという特殊な素材を使っていて、奥の個室からはシマシマのトンネルと清津峡渓谷の美しい柱状節理を眺めることができるんです!

第三見晴所は丸いミラーが壁面に配置されていて、その後ろから赤い照明が照らされていて、トンネル全体に不思議な雰囲気を醸し出してます。

第四見晴所は「フォトジェニックな清津峡」のイメージを揺るぎないものにした『パノラマステーション』。トンネル内部がつやつやとしたミラー状になっていて、床は一面に沢水が張られた水盤、そこに渓谷の景色の映り込みがとってもフォトジェニック! 誰でも簡単にリフレクションを利用した幻想的な写真を撮ることができます。

自然の景色を利用した、美しいこのアートは一見の価値あり! 他にもこの周辺にはそのようなアートがたくさんあるので、泊まってじっくりとアート巡りをするのも楽しいですよ。


[Tunnel of Light] Artist:マ・ヤンソン/MADアーキテクツ(大地の芸術祭作品)

清津峡渓谷トンネル
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美味しい水と米が作り出す、新潟の美酒を気軽に楽しむなら

新潟といえば、お米が美味しい県。お米が美味しい、そして綺麗な水が豊富な土地であれば「日本酒が美味しい」のは必然かも知れません。ここ『ぽんしゅ館 越後湯沢驛店』は越後新潟の酒蔵から100種類以上の日本酒を集め、500円でおちょこ5杯分の試飲できる場所なんです。

受付で500円を支払いおちょことメダル5枚を手にして、いざ、利き酒マシーンへ。コインを入れてボタンを押せば、お猪口にお酒が注がれます。あまりの数の多さに選ぶのに困ったら、利き酒師の方に相談してみましょう。美味しいお酒を紹介してくれますよ。自分で選びたい方も、それぞれのお酒のところに「度数」や甘口・辛口、どんな風味なのか…などが書かれているので、それを参考にすることもできます。利き酒のおつまみにキュウリの漬け物が1本100円で売られているほか、地元の味噌や全国から集めた塩が90種類も! 塩を舐めながら利き酒だなんて、なんだか日本酒通みたいですよね! 

利き酒コーナー以外にも糀を使ったドリンクやソフトクリームを販売しているお店、新潟の特産品などを販売してるお店、そしてなんと入浴用の日本酒を使った日帰り温泉まで!! 私たちは今回『爆弾おにぎり』の上のサイズ、『大爆おにぎり』を購入! 南魚沼産の中でも特A地区のコシヒカリ米100%を、越後湯沢の美味しい水を使い大きな羽釜で一気に炊き上げた絶品おにぎりです。『爆弾おにぎり』爆弾の名の通り、そのサイズはご飯一合、お膳二杯という大きさで、

『大爆おにぎり』はなんと四合、お膳八杯分という特大級…! 一人では食べきれないので、シェア前提ですね。
水と米が作り出す、新潟の味を余すことなく堪能しました。

おなかいっぱいになったところで、越後湯沢駅西口の目の前にある足湯『越後湯沢西口足湯』に立ち寄り。駅前にあるので、新幹線に乗る前に足の疲れをスッキリさせるのにいいかも! 


ぽんしゅ館 越後湯沢驛店
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越後湯沢西口足湯
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温泉熱で調理した絶品!『湯治豚』

最後に新潟の食を…と訪れたのが、『松之山温泉 ひなの宿 ちとせ』にある『食事処 松之山郷(まつのやまごう)』。ここでは『湯治豚(とうじぶた)』という温泉熱を使った名物料理をいただけるそうなんです! 

さて、その湯治豚とは、魚沼の銘柄豚『妻有ポーク』を味付けし、温泉の熱で調理したもののこと。妻有ポークは赤みは歯ごたえのある柔らかさで、脂身の融点が32度と低いため、口に入れると自然に溶ける食感が特徴。そんな妻有ポークを熟成させた『越乃紅』を使い、63〜68度の松之山温泉の源泉の温泉熱で3時間ほど真空低温調理したものが、ここでいただける湯治豚なんです。低温でじっくり加熱されることで、さらにしっとりとした柔らかさになるそう!

今回は『湯治豚重定食』をいただきました。お肉は今まで食べたことがないくらいにしっとりと柔らかく、かぐら南蛮を加えた甘辛いタレがさらに旨味を増しています。地元の旬の野菜を使った日替わり小鉢ふたつと味噌汁、デザートまで付くというボリュームでしたが、あまりの美味しさにペロリと食べられました!

そんな絶品料理に合わせたのが、地元のお酒の『妻有ビール』です。こちらは十日町市初のクラフトビールで、高木さんという女性が作っているそうです。まだ小さいブルワリーなので​​十日町の飲食店やイベント出店で提供しているのみ(通販はあり)なので、見かけたら是非オーダーしていただきたい! 今回いただいたのは、『豪雪ペールエール』濃い目の色味で、いかにもクラフトビール! 見た目でしたが、意外と重くなくてすっきりとした飲み口のビールでした。とっても美味しかったので、自分の中のお気に入りのビールにリストアップしちゃいました。

地元づくしの美味しいお料理に大満足でした!
湯治豚は通販はしていないそうですので、ぜひ、新潟にお越しの際は食べていただきたい逸品です。


松之山温泉 ひなの宿 ちとせ
GoogleMap / HP

いかがでしたでしょうか? 上越妙高駅までは、大阪からは4時間ほど、東京からなら1時間半ほどで着いてしまう、実はとってもアクセスの良い場所。オススメは二泊三日で慌てずのんびりと巡る旅。

ぜひ、美しい自然と、日本や海外の現代アート、そして地元の美味しいものを堪能しに新潟を訪れてみてくださいね。

※おでかけの際は、出発地とおでかけ先の新型コロナウイルスの感染状況を確認しておでかけください

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