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カメラ女子が『星空の町・井原市』にワーケーションをしてみたら

今回、カメラガールズ 編集部が訪れたのは『岡山県・井原市』。
広島県に隣接するこの市には、美しい自然が楽しめるスポットや、のどかな街並み、レトロなデザインの列車など見所が多くあり、さらにアジア初の「星空保護区(コミュニティ部門)」に認定された”星空の町”もあるという、カメラ女子にとっての魅力がギュッと凝縮されたまちなんです。

そんな井原市にカメラを持って滞在したら、きっと素晴らしい日々を過ごせるのではないか。そう思い立って、編集部3名で初めての『ワーケーション』に行ってきました。

滞在した施設は、『星空ペンション・コメット』。6日間滞在し、昼間は仕事をしながら、空き時間には撮影を楽しんできました。もちろん、星空の撮影も!
滞在の様子や訪れた場所のレポとともに、星空の撮影方法もご紹介いたします!

\過去にカメラガールズが井原市を訪れた時の様子はコチラ/
星とデニムの聖地! 岡山県井原市で満天の星を巡るカメラ旅〜デニム編〜
星とデニムの聖地! 岡山県井原市で満天の星を巡るカメラ旅〜星編〜

コスパ抜群! 今回の滞在施設がすごいんです

羽田から岡山空港へ向かい、そこからレンタカーを借りて井原市へ。
窓から流れていく美しい自然を楽しみながら走っていたら、あっという間に到着しました。「思ったより近いな」というのが印象です。

まずは『星空ペンション・コメット』へチェックイン。

ペンションは最近リノベーションを行ったようで、内装がとても綺麗。お部屋もとても清潔感があり、好印象◎。お風呂・トイレもお部屋についています。また大きな貸切風呂もあり、こちらは1時間1,100円で利用することができます。

滞在費用は1泊12,100円(税込)〜、ログハウスの場合は13,200円(税込)〜となっています。このお値段でなんと1泊2食付き! 朝ご飯、夕ご飯がついてこのお値段はかなりお安いと思います。(しかも、ご飯がすごいんです…! それについては、後ほど。)
荷物を置いたら、パソコンを持ってロビーへ。

ロビーはまるでグランピング施設のような佇まいで、とても可愛い空間になっていました。
暖炉やピアノなどもあり、雰囲気は最高。このロビーは滞在中いつでも自由に使えるので、仕事をするのにぴったりです。高速Wi-fiも無料で使えるので、Wi-Fiを持参する必要もありません。

また、写真は撮れませんでしたが、ロビーの窓の外には狸や猫が遊びに来る姿も見られ、都会の喧騒とはまるで違う、のどかな光景を楽しむこともできました。

星空ペンション・コメット
岡山県井原市美星町星田2−60
GoogleMap

念願の、星空撮影へ!

この日は天気も良く、本来ならば星空が綺麗に見えそうなのですが、月の暦を見てみると「満月」とのこと…。月の光はとても明るいので、見える星の数が「新月(月が見えない日)」よりもかなり少なくなってしまうんです。なので、もし星空を撮影しに井原市に来られる際は、「新月」を狙っていくのがおすすめです。

ところが奇跡がおきまして、なんとこの日は「皆既月食」が見られる日とのこと。月が隠れる瞬間は、もしかすると星が綺麗に見えるかも?

ということで訪れたのは『星空公園』。ペンションから車で15分ほどの場所にあります。井原市で星空を観るならここがおすすめと、地元の方が教えてくれたので、来てみました。

駐車場から公園までは徒歩で5〜10分ほど歩くのですが、この道中の風景がとても素敵。ペンションのような家がポツポツと建っていて、海外のような雰囲気もあります。

星空公園には天体観測ドームが2つあり、どうやらこのドームが星空公園のシンボルのよう。中には入れませんでしたが、外観を使って撮影を楽しみました。

そしていよいよ日没です。
日が暮れるとともに見えてきたのは、想像していたより遥かに美しい星空…。


皆既月食の時間になると、月が赤くなり、星の数が増えたように感じました。
写真では月はあまり赤く写りませんでしたが、肉眼では真っ赤に見えてとても幻想的でした。

通常、星空は肉眼よりも写真の方が綺麗に見えることが多いのですが、ここに来て驚いたのは写真と肉眼、どちらも同じくらい綺麗に見えるということ。まるでプラネタリウムを見ているかのような、満天の星空を肉眼でも観ることができました。
また、公園には屋根とベンチがあり、お子さま連れで来ている方も複数いました。整備されている公園なので、安心して星空撮影が楽しめるのもいいところです。

ここで参考までに、星空撮影のポイントをご紹介します!

必要なもの:三脚・一眼カメラ
撮影方法:
①三脚に一眼カメラをセットして固定します
②カメラの設定をします
・ピントをマニュアルフォーカス(MF)に設定します
・撮影モードを『マニュアル』にします
・F値を一番小さい値にします(例 F2.8など)
・シャッタースピードを10秒にします
・ISO感度を1600にします
③ピントを手で合わせて撮影
・セルフタイマーを使うと手でシャッターを押す時の振動が軽減されて綺麗に撮影できます
→もしも写真が暗い場合は、ISO感度を3200にします

上記に記載した方法なら、きっと誰でも美しい星空を撮影することができます。ぜひこの方法で、井原市の星空写真を楽しんでみてくださいね。

星空公園
岡山県井原市美星町宇戸1165−54
GoogleMap

暮らしを感じるまち散歩

滞在中はコメットでお仕事をしながら、空き時間にまちの散策を楽しみました。
散策は有名なフォトスポットに行ったわけではなく、車や徒歩、レンタサイクルなどでまちを気の向くままに散策しました。

井原市は自然が綺麗な場所が多く、カメラ片手に散策をするにはうってつけの地域。少し歩けば、撮りたいと思える素敵な風景にすぐにめぐり合うことができます。

観光地によくある「ここからこう撮るのが定番!」というお決まりの構図がないため、自分視点で風景を探りながら歩きます。これがとても心地良くて、いい写真が撮れるばかりか、心と身体がデトックスされたような、そんな感覚になりました。
これが写真本来の楽しみ方なのではないかと、この旅を通して感じました。

見つけては、撮り、また歩く。
それを繰り返しているうちに、なんだかこの地域に暮らしているかのような気分になることができました。
こんな素敵な風景に溢れている井原市。ここに住んでいる人がとても羨ましい…!!

もっと井原市の暮らしを体験してみたいと思い、鉄道にも乗ってみました。内装がデザインされた『夢やすらぎ号』という特別な列車が走っていることを知り、運行スケジュールをチェックしてその時間に合わせ駅に行きました。

リビングやティールームのような、心やすらぐ「部屋」をイメージしてデザインされたこの列車、木材がふんだんに使われていて、まるで童話の世界のよう。丸いランプや、シートの柄などすべてが可愛い! カメラ女子ならきっとテンションが上がるスポットだと思います。
1日に数便の運行なので、乗車したい方は公式WEBサイトで運行スケジュールをチェックしておくと◎。

夢やすらぎ号
WEBサイト

井原市の「食」に驚きの連続

この滞在で最も良かったことのひとつは、「食」。
西日本有数のぶどうの産地であり、豚肉の加工品でも有名な井原市ですが、美味しいのはそれだけではありません。ひとつひとつの食材、特に野菜が美味しくて、野菜嫌いな編集部スタッフも思わず唸るほど。

さらに、滞在した施設『ペンション・コメット』、実は 「料理が最高に美味しいペンション」なんです。オーナーさんがもともと料理人だったこともあり、料理へのこだわりは一流ホテルに匹敵するほど。毎食、どんな料理が出るのかが本当に楽しみでした。
また長期滞在のため、毎日が同じ料理にならないように配慮していただけたことも嬉しいポイントです。

こんなに美味しい料理が2食もついて、1泊12,100円(税込)。一流ホテル並みの料理をこの価格で楽しめるなんて、ここ以外にはなかなかないのではと思います。

休日はフォトスポット巡り

仕事がお休みの日には、たくさんのフォトスポットも巡りました。最後に編集部が巡ったスポットを写真でご紹介いたします。

田中苑

黒丸神社

星田池

天神峡

鬼ヶ嶽

AIIRO COFFEE STAND

縣主神社

さつき公園

海猫

地元に根付くデニムにも注目!

井原市の生活に欠かせないのが、井原デニム。井原市の職員さんもデニムジャケットスタイルで仕事をされています。
井原市内にはデニム生地の工場、ジーンズの縫製や加工工場などがたくさんあり、様々な方がデニムに関わる仕事をしているそうです。井原市のある備中・備後エリアでは、もともと綿花栽培が盛んで藍染織物(手織り)の産地だったらしく、今では国産デニムの半分以上が井原市やその周辺で作られており、皆さんも知っているブランドにも使われていたりしています。

その中でも今回は、染色から加工まで一貫生産を行なっている「株式会社クロキ」さんと伝統的なシャトル織機で「セルビッチ」という耳のついたデニムの生産をしている「日本綿布」へ特別にお伺いしました。

株式会社クロキ

日本綿布井原デニムを直で感じられる場所は、井原駅とデニムスクエアガーデン。デニム商品をはじめ、デニム体験も身近に楽しめるので、ぜひ行ってみてください。

以上が、井原市のワーケーションについてのレポートです。
ここで紹介したほかにも、たくさんの見所がある井原市。公式インスタグラムではたくさんの観光スポットや見所、季節のイベントなどが掲載されていますので、そちらも参考にしてみてくださいね。

ワーケーション でも、普通の観光でも、一度は訪れてみて欲しい、編集部オススメの地域です。美しい星空や絶景、まちの暮らしを感じる散策など、その魅力をぜひ実際に体験して、ここにしかない感動を味わってみてください。

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