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ハービー・山口 大切な『時』の撮影会レポート

8月22日(日)、ローズホテル横浜の横濱寫眞館にて「大切な『時』の撮影会」が、カメラガールズとのコラボで行われました。撮影してくださるのはなんと、あの「ハービー・山口」さん! その撮影会の様子をご報告いたします。


ハービー・山口さんがこの撮影会を企画したのは、このコロナ禍で成人式や入学式・結婚式などが中止・自粛になり、人生の大切な『時』を残す機会が失われてしまった方へ「思い出に残る写真体験を贈りたい」という想いから。それに賛同した横浜寫眞館と、広報を担当した神奈川案内広告(株)、カメラガールズのコラボが今回実現することになりました。
この撮影会にご応募いただく際に「写真に残したい人生の大切な『時』のストーリーを教えてください」と、いろいろな大切なストーリーをお送りいただきました。それをハービーさんに読んでいただき、被写体となる方を選んでもらう予定でしたが、ストーリーを読んでくださったハービーさんが「全ての方を撮影したい」とおっしゃってくださり、なんと応募してくださった全ての方を撮影してくださることに!

「シャッターを押すたびに相手の幸せを願う」というハービー・山口さん、ネット検索をしていただくとわかると思うのですが、本当にとても素敵な表情を撮られる写真家さんなのです。そんな優しい写真を撮られる、日本を代表する写真家さんに撮影してもらえるというのは、とても貴重なチャンスです。当日はいろいろな「思い」を携えて、横濱寫眞館にたくさんの方が来てくださいました。


撮影に来た参加者さんに撮影の雰囲気に慣れていただくために、スタジオ撮影の前に同じ建物の中にある光が差し込む窓辺や、鏡の前、シャンデリアが美しい階段など、いろんなシチュエーションでラフに撮影を行います。お互い「はじめまして」なのに、その人その人に合う場所を瞬時に見つけるハービーさん、そのスピードはどうやったら身につけられるのでしょうか…。一番ベストの光がある場所を探し、さらに効果的になるよう、スタッフに指示を出しレフ板を操る。その動きを見学者のみなさんも興味津々で見守ります。(今回は「被写体」参加以外にも、撮影見学参加という枠もありました)ほんの些細に見える光のコントロールでも、仕上がってくる写真が変わってきます。写真教室のようなレッスンではありませんが、プロの撮影現場を見ているといろんなことが勉強できますね。

撮影中のハービーさんのおしゃべりは終始和やかで、そんな気さくなハービーさんに参加者さんの緊張も徐々にほどけていき、硬かった表情も柔らかくなります。さあ、リラックスできたところで、スタジオ撮影です!


ハービーさんが今回撮影に使うのはLEICA M Monochrom(ライカMモノクローム)。こちらは「モノクロ」しか撮れないデジタルカメラです。もちろんカラーが撮れるデジタルカメラをモノクロ変換することは可能ですが、同席いただいた別のプロカメラマン(横浜寫眞館館長)の方が「やはりライカのモノクロは、デジタルを単純にモノクロにしたものとちょっと違う」とおっしゃっていました。
モノクロしか撮れない、そして「高性能」ではあるのに機能はシンプルに振り切った、ライカの凄さを感じます。
ライカのカメラ作りの仕方は日本のメーカーとはスタンスが違う、という興味深いお話も聞けたりなど、いろんなお話が聞けるのも、こういったコラボレーションイベントの面白さです。

さきほどの撮影でも、スタジオでも、ハービーさんは撮りたいイメージに合わせて、どんどんレンズを変えて撮影をします。特に開放値F1.0のレンズはピント合わせが大変ですが、ボケがとても美しく、きちんと使いこなせば印象的な写真に仕上がるそう。手前にある「邪魔なもの」すら美しくボケて、作品に雰囲気を与えてくれたりします。
約90年前のレンズを通して写される写真の描写は精密に作られた現代のレンズとは違います。それぞれのレンズの特徴を、撮る雰囲気に合わせて変えていくというのもプロならではですね。


朝10:00から夕方16:00にかけて、ほぼノンストップで撮り続けるハービーさん、スタッフとして参加している私たちのヘトヘトな姿と実に対照的でした。本当にお元気!

撮影の合間には、見学をしているカメラガールズメンバーにためになるお話もしてくださるという、神対応。写真を撮るには、技術「だけ」じゃなく「写真を撮るときに大切にしなくてはいけないこと」を、今回撮影見学に参加したみなさんも感じ取ってくれたのではないでしょうか。

写真を撮るときに「自分と被写体の間に、自分の想いを挟み込む」「相手の明日の幸せを祈ってシャッターを切る」という言葉が、忘れられません。SNSで披露する写真が主流となった今、ついつい他人の評価やいいねを軸に写真を撮ってしまいがちですが、写真は楽しいもの、写真で相手の幸せを思うこと、そんな気持ちも大切ですよね。


この日撮影した写真は、ハービーさん、横濱寫眞館さんの方でプリントされ、参加者のみなさまのお手元に郵送されます。ご結婚間近のカップルや、式の写真が撮れなかった方、古くからの友人との写真やご家族との写真など、本当に素敵な「大切なとき」を撮影させていただきました。美しくプリントされた、質量のある、思いのこもった写真をお届けできるのは本当に幸せなことだと思います。

こんな貴重な体験をさせていただいた、ハービー・山口さん、横濱寫眞館のみなさまには感謝しかありません。カメラガールズのみなさんも、ご自身でご家族や友人の「大切なとき」を撮影して、プリントをその方にプレゼントしてみるのはいかがでしょうか。きっと素敵な思い出になると思いますよ。

ハービー・山口氏プロフィール
日本を代表する写真家。大学卒業後に渡英し、ボーイ・ジョージ他多数のロンドンのミュージシャンと交流を持つ。帰国後は、BOΦWY や福山雅治、桑田佳祐など多くのアーティストとコラボレーションしながら、常に市井の人々にカメラを向け続けている。ラジオDJ やエッセイストとしても活躍し、幅広い世代から親しまれている。横濱寫眞館のメンバーも務めている。
オフィシャルWEBサイト

横濱寫眞館
〒231-0023 横浜市中区 山下町77 ローズホテル横浜 2F
https://yokohama-shashinkan.jp/

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