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オトナ写真部「カメル」

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福井県奥越前の「巨大・壮大」な、悠久の時を体験する旅

日本海に面する北陸、福井県。豊かな大地、こんこんと湧き出る地下水、昼夜の気温差が大きい盆地気候の奥越前。勝山市・大野市・永平寺町からなる奥越前は、日本三名山のひとつに数えられる「白山」の西側に位置しています。

そして福井は恐竜の化石が数多く発掘されたり、太古の昔に起きた地殻変動による巨岩があちこちに残っていたり、石を使ったまちづくりが行われていた地区があったり、「石」と切っても切り離せないエリアなんです。
そんな大地が作り出した不思議な「石文化」と、「禅」などの寺社仏閣と、肥沃大地と豊富な水が作り出す「食」をキーワードに奥越前を巡ってきました。

今回の特集では絶景&写真映えする「巨大・壮大」をテーマにした旅をご紹介いたします!
スポットごとにカメラガールズメンバーが撮影した素敵な『映え写真』も掲載していますので、ぜひ撮影の参考にしてくださいね。

世界でも有名な修行寺で「禅」を体験する

2015年に「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に2つ星で掲載された『曹洞宗⼤本⼭ 永平寺』は、曹洞宗開祖・道元禅師が開いた坐禅修行の道場です。
永平寺の修行は禅宗の中で最も厳しいと言われていて、今も約150名の雲水(うんすい)と呼ばれる修行僧が修行生活を送っています。そんな修行中の雲水に直接カメラを向けなければ、境内は自由に撮影してよいそうです。大切な修行の場、マナーを守り静かに撮影させていただきましょう。

参道を進むと現れるのが『唐門(からもん)』。門の前には樹齢500年と言われる大杉が整然と並び、根元を見ると岩をのみ込んでいます。美しい門と、大きな杉の木の前は絶好のフォトスポットです。ここでは望遠レンズを使って圧縮効果を狙ってみましょう!

永平寺で有名な『傘松閣(さんしょうかく)』の2階の絵天井、230枚もの美しい花鳥画が描かれていて、この中に鯉2枚、唐獅子2枚、栗鼠(りす)1枚の絵を見つけると願いが叶うと言われています。凛とした空気の中、その絵を探しているだけで何故か心の中まで落ち着いてきます。こういった場所では、特に水平垂直を意識して撮るといいですね。
朝ならではの、斜めから深く差し込む光を写し撮るのがとても楽しい場所です。

メンバーが撮影した写真がこちら!

曹洞宗⼤本⼭ 永平寺
GoogleMap / HP

いま奥越前でアツいスポットはここかも!?

地元出身の実業家により建立され1987年に開眼供養されたという、実はまだ若いお寺の『臨済宗妙心寺派大師山清大寺』、ここのお寺にある越前大仏や、ずらっと並ぶ石仏はみなさんもInstagramで見たことはあるのでは?

ここの大仏様は奈良の大仏様よりも大きい、坐像として日本一の仏様なんです! その大仏様の左右と後ろの三方の壁には石仏、金仏が合わせて1281体安置されており、両脇には羅漢像(らかんぞう)、菩薩像が2体ずつ脇侍仏として配置されています。壁いっぱいに整然と並ぶ仏様の姿は圧巻です!! そのさまは、仏様ですが「…フォトジェニック!」と呟かずにはいられません。

広角レンズがあると、パースの効いた迫力な写真が撮れますよ。広角レンズを使うときは周囲が歪むので、水平垂直を取るときはていねいにしっかりと! 

メンバーが撮影した写真がこちら!

越前大仏 臨済宗妙心寺派大師山清大寺
GoogleMap / HP

世界3大恐竜博物館で太古の日本を体験してみよう

『福井県立恐竜博物館』は日本一の恐竜化石の産地・福井県勝山市に建てられた、恐竜を中心とする地質・古生物学博物館です。
世界3大恐竜博物館の1つとも言われ、44体もの恐竜全身骨格や、大型復元ジオラマ、実物化石などの貴重な標本が数多く展示されています。
まるで巨大な恐竜の卵のような、銀色に光るドームの内部にある展示室は4,500㎡もあり、「恐竜の世界」「地球の科学」「生命の歴史」の3つのゾーンから構成されていて、「化石発掘体験」が楽しめる野外恐竜博物館へのツアーも人気!

撮影はOKですが、フラッシュや三脚はNGなのでご注意くださいね。薄暗い館内は手ブレがしやすいので、しっかりカメラをホールドするか、手すりなどを利用するなどしてブレないようにしましょう。どうしても難しいときは、ためらわずISO感度を上げちゃいましょう。

恐竜だけじゃなく建物内部もフォトジェニックなので、色々フォトポイントを探してみてください。オススメはエスカレーター。逆光で撮ると大人っぽくて格好いい写真が撮れますよ! 

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福井県⽴恐⻯博物館
GoogleMap / HP

美しい苔に覆われた、白山信仰の聖地

神仏分離令によりお寺から神社となった『平泉寺白山神社』は、霊峰白山を信仰対象とした「白山信仰」の聖地です。
本殿と拝殿付近の境内は、苔で埋め尽くされ「苔宮」とも呼ばれていて、その景観は京都の苔寺(西芳寺)と並ぶほど評判です。梅雨の時期である6月くらいが苔が一番美しい時期なのでオススメ! シーズンではなくても、一面の苔の絨毯はとても美しく、雨でしっとり濡れた苔を撮影するのがとても楽しかったです。
他にもここはフォトジェニックな景色がたくさんあって、石畳の参道は「日本の道100選」にも選出されていて、3,000人もの修行僧が九頭竜川(くずりゅうがわ)の石を手送りで運んで作られたものだといわれています。

まるで鏡のような静かな池、『御手洗池(みたらしのいけ) 』は昔は平清水(ひらしみず)と呼ばれており、平泉寺の名前の由来なんだそうです。この池の真正面には御神木があり、幹が途中から3つに分かれ、白山三山をかたどる形になっているので、こちらもぜひ見てみてくださいね。

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平泉寺白山神社(へいせんじはくさんじんじゃ)
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大岩に押しつぶされそう!?  大自然のパワーを受け止めよう

『⼤⽮⾕⽩⼭神社』には、高さ25m、横幅40mという巨大な岩塊があります。この巨岩は万年前にあった経ヶ岳火山の大規模崩落により、あたり一面を覆った土砂の一部だそうです。
岩塊の下からは縄文時代の石器や平安時代の須恵器(すえき)なども見つかっていて、あまりにも巨大で威圧的な姿に、古代の人もここに神様の存在を感じたんでしょうね。

鳥居の手前には樹齢500年以上といわれるスギの巨木もあり、太古の歴史と生命力みなぎる自然のパワーを感じずにはいられないスポットです。
ぜひここでは、この風景とともに大自然のパワーをチャージをしてみましょう! 入口がわかりにくいので、見落とさないように注意です。

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⼤⽮⾕⽩⼭神社(おおやだにはくさんじんじゃ)
GoogleMap / HP

太古の時代に起きたことを体感できる場所

『阪⾕の巨岩群(さかだにのきょがんぐん)』をご存知ですか?
福井県の大野市の阪谷地区(さかだにちく)は、田んぼや川のほとりなどに突然巨大な岩塊が出現するんです! こんな不思議な光景、数万年前にあった地震や地殻変動などの影響で『経ヶ岳(きょうだけ)』が崩壊し、その岩が流れてきたものと考えられているそうです。

巨岩には天狗の言い伝えが残るものや獅子の横顔に見えるものなど様々あり、小さいものも含めると、460個もの岩が地区内にあるそうです!  これら巨岩は地元では「伏石(ぶくいし)」と呼ばれ、地元では信仰の対象にもなり生活に密着しているそう。
田んぼに突然現れる巨岩、福井の大自然の不思議を切り取れる、一風変わったフォトスポットです。田んぼに水をるシーズンはまた幻想的な写真が撮れそうです!

メンバーが撮影した写真がこちら!

阪⾕の巨岩群(さかだにのきょがんぐん)
GoogleMap 

『星空ハンモック』で日本一の星空を眺めよう

「日本一の星空」に認定された大野市の星空、『六呂師⾼原(ろくろしこうげん)』は福井県の星空観察聖地ともいえるスポットで、多くの星空ファンが年中訪れています。

まるでスイスのような風景が広がる高原には、保湿や美肌効果などがある温泉施設、乳製品作りが体験できる『ミルク工房奥越前』など、家族で楽しめる施設がいっぱいです。
ミルク工房奥越前では、ハンモックに寝転びながら星空を楽しむサービスをスタートしたそうで、くつろぎながら日本一の星空をのんびりと満喫することができます。

グリーンシーズンにはハンモックを100基設置するそう! 夏場だけでなく、夕食や焚き火、マシュマロ焼き体験がセットになった秋プランが登場するなど、いろいろなプランが増えていて、初心者も楽しく星空観察体験ができるのでオススメです! 

六呂師⾼原(ろくろしこうげん)
GoogleMap / HP

\奥越前はまだまだ魅力がたっぷり/

コラボWEBサイトでは、他のスポットも掲載しています。
ぜひこちらをご覧ください!

<バナー設置>

https://www.camera-girls.net/oku-echizen/

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