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オトナ写真部「カメル」

STORY
2021.03.03

コスパ抜群! 韓国メーカーのレンズ『SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS』を使ってみた

『SAMYANG』の単焦点広角レンズ『SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS』を使って一年経つので、良かった点や使用感のレビューを紹介いたします!
このレンズを購入したきっかけは、富士フイルムのミラーレスで星を撮りたいと思い立ち、星の撮影用の明るい広角レンズはないかな〜と探していたところ、富士フイルムのレンズより広角で、お値段は約3分の1で買える『SAMYANG 12mm F2.0』を発見! お試しに中古で3万円程で購入しました。
『SAMYANG』は韓国のレンズメーカー。日本ではケンコー・トキナーが代理店として、レンズ販売・サポートの窓口となっています。まだまだ知名度が低いメーカーですが、オンラインショップなどで、手軽に購入できます。私もネットで実物を見ずに購入したため、安いけど品質や写りは正直どうなの? との不安がありました。

富士フイルムのキットレンズ『FUJIFILM XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ』との比較

富士フイルムのカメラ『FUJIFILM X -T30』で撮影した作例を紹介したいと思います。まず『X-T30』に付属のキットレンズ『FUJIFILM XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ』との比較です。広角レンズとズームレンズなので画角の違いには目をつぶって欲しいのですが、シャッター速度1/500、F5.6 、ISO160と同じ条件で撮影しました。写真は無加工です。

『FJIFILM XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ』で撮影
『SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS』で撮影

上の写真が『富士フィルム』下が『SAMYANG』のレンズです。見比べても、遜色ない仕上がりです! 『SAMYANG』は、拡大をするとピントの甘さや荒さが目立ちますが、マニュアルフォーカス(MF)のレンズのため、私のピント合わせがいまいちだったのかも知れません。広角レンズなので歪みがありますが、それも味ですし、色味も特に気になりませんでした。個人の趣味で楽しむ写真や、旅の思い出の記録、インスタに載せるなどの用途なら気にならない画質なので、コスパの良い優秀なレンズではないでしょうか。

『SAMYANG』レンズで星空撮影

『SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS』で撮影

次に、『SAMYANG』のレンズを買ったきっかけの星空撮影をしてみました。こちらが、『SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS』で撮影で撮った星空です。シャッター速度20秒で撮影したため、星が動いていますが、星の動きを見ると周辺の星ほど歪んで見えるのと、周辺の光量が落ちているのが気になりますね。けれども、たくさんの星をとらえることができ、個人的には充分満足です!

『SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS』で撮影

こちらは、夜の川辺での一枚。橋の上の電灯のキラキラした光芒が6本出ています。光芒の本数や形状もレンズの特徴が出るところ。私のように光芒が少ない方が好きな人にはオススメのレンズと言えるでしょう。

まとめ

『SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS』で撮影

結論から言うと『SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS』はコスパがよく、写りに満足でお買い得なレンズです! 画角が広いため、手元を広く写せたり、目で見るよりワイドに風景を写せるので動画撮影にも重宝しています。

 実際使ってみて気になった点は、レンズが凸状になっているため不注意で触れたり傷つけやすい点、リアキャップが外れやすい点、付属の収納袋にしまいにくい点です。富士フィルムのカメラでの使用時は「レンズなしレリーズ設定」にしないとシャッターがきれないため、初期設定を変更する必要があります。また、オートフォーカス(AF)が使えないのでちょっと不便です。星空撮影時には基本MFなので問題ないのですが、慣れが必要です。しかしながら、マニュアルの操作感を楽しみ、写真のスキルをあげるにはもってこいの、入門編レンズだと感じました。

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