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星とデニムの聖地! 岡山県井原市で満天の星を巡るカメラ旅

岡山県の西南部にある井原市美星町は、美しい星空が眺められるとして有名な町。今回はカメラガールズ9名で、美しい星空や、色付き始めた紅葉スポットなどを2日間にわたって撮影してきました。道中、井原産「美星豚」のハンバーガーをほおばったり、趣ある古民家でこだわりのそばをすすったり…、しっかりと地元グルメも堪能しましたよ。

 旅の始まりは井原鉄道から

気持ちよい秋晴れの朝。伯備線で清音駅へと移動し、そこから井原鉄道で井原市へと向かいました。

車窓からの稲穂が揺れる秋の景色を眺めたり、運転士さんが運転する姿も撮影!車内では、「どこから来たん?」と地元のおばあちゃんに声をかけられ、「よう来なすったなあ(よく来てくれたねの岡山弁)」と、歓迎してくれました。こういう交流って心がほっこりと温まります。なんだか楽しい旅になりそう!

星モチーフがいっぱいの『caféほしぞら』

井原市に到着したのはお昼前。さっそく腹ごしらえに…と向かったのは、美星町出身のご夫婦が営む人気のカフェ。

かわいい店内には、天井のランプシェードやコースターをはじめ、いたるところに星がモチーフのものがあって、みんなで星探し&撮影で料理が来るのを待ちます。

カウンターのタイルにも星を発見!

お待ちかねのランチは、地元美星のお野菜やお米を中心に食材にこだわっていて、とてもおいしかったです。

星型クッキー付きのデザートもおいしくいただきました。

caféほしぞら
井原市七日市町786-2
0866-84-1810
https://www.instagram.com/cafe_hoshizora/

願いかなうポスト!?『星空公園』と里山風景

市街地からバスで、のどかな風景の中を進むこと約30分。到着した『星空公園』には「願いかなうポスト」があります。ポストに投函された願い事は、流れ星伝説ゆかりの『星尾神社』で大切に奉納されるそう(この『星尾神社』については後程紹介します!)。

標高500mを越す高台に位置しているので、見晴らしは最高!夜は、夜景が一望できます。また、公園の入り口までの「願いかなう小径」は夜に光る蓄光石が敷きつめられ、夜には足元にも星がまたたくように見えるのだとか。手で囲ってみると、うっすらと蓄光石が光りました。今度は夜に来てみたいな。

公園近くの元は牧草地だったという高台から里山風景をのんびり見下ろしました。

星空公園
井原市美星町宇戸1165-54
0866-87-4222(美星天文台)

廃校をリノベーションした『雑貨とアンティーク 海猫』

続いて訪れたのは、築100年の木造廃校舎をリノベーションしたアンティークショップ『海猫』。

店内には、県内外からセレク卜された古家具や古道具、作家ものの器やアクセサリーなど、心ときめくアイテムがずらり。店主の審美眼が光る八イセンスなラインナップもさることながら、どれも良心的な価格設定で、掘り出し物も多く、かわいいオブジェやアクセサリーを購入できます。

看板ネコのもーちゃんが愛らしく、思わずパシャリ!

この日はたまたま、ご近所で飼われているヒツジさんやヤギさんが敷地内の草を食べるために、遊びに来ていたので、撮影させてもらいました。

雑貨とアンティーク 海猫
井原市美星町宇戸谷1211-1
0866-87-4333
https://www.zakka-umineko.com/

『中世夢が原』で藍染体験に挑戦

中世の町並みを史実に基づいて再現している『中世夢が原』。こちらでは中世からの職人仕事である藍染を体験しました!

今回は「纐纈(こうけち)」と呼ばれる、絞り染め。染め上がりの模様を想像しながら輪ゴムでハンカチの布を縛った後、藍の液につけ3分ほど揉みこみます。

ゴムを絞ったところが白くなり、かわいい模様ができました!

敷地内では昔ながらの遊びも体験できちゃいます! ファミリーでも楽しめそうですね。

中世夢が原
井原市美星町三山5007
0866-87-3914
https://www.ibara.ne.jp/~ts-yume/

井原の「おいしい」が集結!『星の郷 美星産直プラザ』

美星エリアのグルメが一堂に集まる『星の郷 美星産直プラザ』へ。敷地内の『星の郷青空市』には、新鮮な野菜がいっぱい。昼夜の寒暖差が大きい美星町では、甘みが強く栄養分の高い野菜が育つそうです。
井原市の特産品であるブドウのオブジェは、フォトスポットにおすすめです!

『お食事処 星の郷』で美星豚を使ったバーガーを食べました。ボリューミーで食べごたえ十分!

そのおいしさに思わず笑顔がこぼれます。いい笑顔、いただきました!

敷地内の『徳山牧場アイス工房』のこだわりのジェラートも濃厚でおいしかったですよ。

星の郷 美星産直プラザ
井原市美星町西水砂55-1
0866-87-3908(星の郷青空市)
0866-87-3595(お食事処 星の郷)
0866-87-3380(徳山牧場アイス工房)

流れ星伝説ゆかりの『星尾神社』

3つの流れ星が落ちた場所に建てられたという伝説の残る神社へ。鳥居をくぐり、大きな木々に囲まれた参道を歩くと、どこか神聖な気持ちに…。

こちらでは毎年8月7日には「七夕祈願祭」が行われ、全国から届く何万という短冊を、願いが叶うよう念入りに焚き上げるんだそう。神社の管理をしている妹尾さんが、神社の歴史はもちろん、この神社への熱い想いを聞かせてくださいました。

お守りは2色。流れ星伝説のある神社のお守りは、願い事が叶いそうですね。

星尾神社
井原市美星町星田5276
0866-87-3113(美星町観光協会)

聖地『美星天文台』で星空撮影にチャレンジ!

国内でも有数の天体観望地として知られる美星町。1993年には日本初の光害防止条例を制定し、現在は、国際ダークスカイ協会によるアジア初の「星空保護区(ダークスカイコミュニティ)」への認定申請を目指しているそう。
美星天文台では、口径101センチの大きな望遠鏡があり、様々な天体を見ることができます。望遠鏡をのぞいたあと、ついに星空撮影に挑戦!

今回は、あいにくの満月だったのですが、満月は月の光でポートレートを撮るのがおすすめなんです!月明かりで、山がとても綺麗に撮影できます。

満月は、こんなに綺麗に撮影できました…!

みんなで星空を見上げながらの記念撮影も。時間の許す限り撮影を頑張りました!

美星天文台
井原市美星町大倉1723-70
0866-87-4222
https://www.bao.city.ibara.okayama.jp/

井原デニムのファブリックに注目!『IBARA DENIM HOTELS 舞鶴楼』

井原市は、デニム生地の工場やジーンズの縫製・加工工場などが集まるデニムの産地としても知られています。宿泊は、井原デニムを随所に使った「IBARA DENIM HOTELS 舞鶴楼(まいづるろう)」へ。入り口の玄関の暖簾もデニム生地です!

歴史ある料亭旅館「山岡舞鶴楼」をリノベートして建てられという館内は、内装には井原の特産品であるデニムを使ったソファや椅子、ファブリックが点在。デニムの風合いをしっかりと楽しめます。

ミラーの奥、お部屋の壁もデニムカラー!

IBARA DENIM HOTELS 舞鶴楼
井原市井原町3294
0866-84-1026
http://www.denimhotels.jp/

甘い蜜がたっぷりの『早雲蜜芋本舗』

井原市で古くから育てられていた蜜芋に惚れ込んだ石材屋さんが、2010年から自社で育てている「早雲蜜芋」のお店へ。

この早雲蜜芋の特徴は、たっぷりの蜜と濃厚な甘み。その想像以上のおいしさに、みんな食べると笑顔に!

お土産にと芋けんぴを買いましたよ!

早雲蜜芋本舗
井原市東江原町475-1
0866-62-0318
http://www.soun-farm.jp/

赤い橋×紅葉がイチオシの『天神峡』

井原市で人気の紅葉スポット『天神峡』。そのシンボルになっている「紅葉橋」は、1番のフォトスポットです!
たまたま撮影に来ていた、カメラ愛好者のおじいちゃんによる紅葉撮影レクチャーを受けたました。こういうカメラを通じたコミュニケーションも撮影旅の醍醐味です。

ナチュラルな雰囲気でポートレートを撮ってみたり…

思いっきり、ジャンプしてみたりとポートレート撮影を楽しみました。

河原に降りて下から紅葉橋を見上げると、きれいな秋空が。また違った景色が撮れました。

天神峡
井原市芳井町吉井
0866-72-0112(芳井振興課建設経済係)
https://www.ibarakankou.jp/sightseeing-information/nature/DJ005.html

趣ある古民家でいただくこだわりの蕎麦『芳泉庵』

旅の終わりに訪れたのは、趣のある古民家でお蕎麦をいただける『芳泉庵』。縁側の席でお庭を撮影していると、お待ちかねのお蕎麦が運ばれてきました。

つなぎに使う小麦や打ち粉にまでこだわって、毎朝手打ちするというお蕎麦は、冷たい井戸水できりっと締めることでのど越しのよい蕎麦に仕上げているそう。

揚げたての天ぷらもおいしかったです!

芳泉庵
井原市芳井町梶江656-1
0866-72-1631

 のどかな風景を走るレトロな列車・井原鉄道『夢やすらぎ号』

帰りは井原鉄道の『夢やすらぎ号』に乗りました。

ゆったり列車に揺られながら、窓の外に広がるのどかな景色を満喫。朱色のかわいい車両と落ち着いたインテリアは思わず写真を撮りたくなります。

途中、今回の旅を支えてくれた井原鉄道の皆さんが、旗やのぼりを振ってお見送りしてくれました。一瞬の出来事でしたが、みんな感動! 車内には「わぁ!」と歓声があがりました。「夢やすらぎ号」の運行時間は公式HPで確認してみてくださいね。

夢やすらぎ号
0866-63-2677(井原鉄道)
https://www.ibara-railway.co.jp/train/yume-yasuragi/

井原市で星と自然をたっぷり楽しんだ今回のカメラ旅。絵になる風景やおいしい地元グルメはもちろんですが、天神峡で撮影レクチャーをしてくれたおじいちゃんや、星尾神社を守りつづける妹尾さん、井原鉄道で声をかけてくれたおばあちゃんや、お店のスタッフさんなど…行く先々で出会う井原市の皆さん誰もが温かく、皆さんとの交流も思い出となりました。人との繋がりの他にも様々なスポットや魅力的な星空を撮影しにぜひ井原市へ出かけてみませんか?

井原の文化を楽しむカメラ旅の記事はこちらから

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