スナップは上手に撮らなくていい ― 上手く撮れない日に思い出すこと ―
こんにちは!お散歩が趣味のmiki です。
私はお散歩しながらスナップを撮ることが好きなのですが、撮りたいものがなかなか見つからず全然シャッターを押さずに帰る日もあります。
みなさんもそんな日ありますか?私はよくあります!
そんな日に私が思い出す一つのことをお伝えできたらと思います。

目次
スナップが上手く撮れない日に思い出すこと
私がスナップを撮りたいなと思うけど上手く撮れない日に思い出すことは、「スナップは上手に撮ろうと思わなくていい」ということ。
頑張って写真を撮ろうとする日に限ってなかなかシャッターを切れずに帰る日が多かったり。
私の場合は写真をたくさん上手く撮ろうとしない日の方がたくさんシャッターを押したい瞬間に出会える気がします。
それは何故かを私なりに考えて見ました。
上手く撮ろうと思ったり今日は写真をたくさん撮るぞーと気合いを入れている日は、自然と「これは写真に撮ると映えるものか?」「写真に撮って意味があるものなのか?」を考えながら歩いていることに気付きました。そのうち疲れて何をとったらいいか分からなくなって結局撮らずに帰る。
反対に、今日はゆるりとしたお散歩のついでにカメラを持って行こうと思った日は、道端に咲いている綺麗な花、街灯の形の影がなんかいいなと思ったり。その些細な心が動いた瞬間にシャッターを切っていることに気が付きました。
私のある日のお散歩
先日、行ってみたかったカフェに行ってきました。
兵庫県赤穂市にあるきらきら坂にある「海と坂と」さん。


食事はとても美味しく、とっても素敵な空間でした。
きらきら坂は階段に色とりどりのタイルが貼られている坂と、海が見える写真スポット。


どこを見ても写真に撮りたい景色でした。
でも、私のその日のお気に入りの写真たちはタイル張りの階段でも、海と建物が入る写真でもなかったのです。
その日のお気に入りの写真は、コンクリートの割れ目咲く花や、神社の境内のススキ、きらきらと輝く海の水面、街灯の影などなどでした。




最初のタイル張りの階段の写真や海を望む坂の写真は、「みんなが撮ってるから私も撮ろう」「こんな素敵な場所なんだから上手に撮れるはず」と肩肘を張って撮った写真でした。
そこでしか撮れない景色を気合いを入れて撮ったはずだけど、なんだかSNSで見た在り来りな写真になってしまった気がしました。
私が気に入った写真達は、その場所以外にもきっと探せば撮れる場所はいくらでもある。
だけどその時心が動いて、その瞬間を残しておきたいと思った写真。
秋の1日だったけど気持ちよく晴れて心地の良い天気、海がキラキラと輝いていていつまでも飽きずに見ていられるなって思ったこと、その日ののんびりとした空気を思い出せる写真でした。
スナップは上手に撮らなくていい
スナップを構図を考えて考え抜いて作品として撮ることも、もちろん素敵だと思います。
でも、なかなか思うように被写体を見つけられない、シャッターを切る瞬間を迷ってしまう方は「スナップは上手に撮らなくていい」という言葉を思い出し、その時感じたもの、気に入ったもの、残しておきたい景色をなんとなく撮ってみるのはいかかてしょうか?
上手く撮らなくていい、ただ心が動いた瞬間をシャッターを切って写真に残してみる。
それだけでスナップを撮ることは出来るのだから。





